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柳賢振がアリゾナ戦で4回6失点、チームは4連敗

柳賢振がアリゾナ戦で4回6失点、チームは4連敗

Posted September. 01, 2017 07:49,   

Updated September. 01, 2017 07:57

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全てがこじれた試合だった。ボールは真ん中の高めに集中し、直球は甘かった。相手の狙い打ちにもやられた。釈然としない判定に加え守備でも首をかしげる場面があった。

リーグ後半戦に好投を続け今季6勝とポストシーズンでの先発争いで強烈な印象を残したいロサンゼルス・ロジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン=28)が黒星を喫した。柳賢振は31日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、4回を投げ本塁打3本を含めて8安打を浴び、6失点(6自責点)して敗戦投手になった。今季7敗目(5勝)。防御率は3.34から3.71に上がった。ドジャースは4-6で負け、今季に初めて4連敗に陥った。

前日もドジャースを相手に1回から5点を奪ったアリゾナ打線は、この日は序盤から積極的に攻撃を仕掛けた。柳賢振の初球と2球目から積極的にバットを振った。2ストライクの後も外角の決め球をカットしたり選んだ。1回裏の先頭打者を凡打に打ち取った柳賢振は2番アダム・ロサレスを迎えて初球でカーブを投げたが、中央フェンスを越える本塁打を浴びた。ロサレスは初球でカーブを投げる柳賢振の投球パターンを見抜き、力強くバットを振った。

不意の一撃を食らった柳賢振は、A.J.ポロックに四球を与えた後、続くポール・ゴールドシュミットに初球で内角に直球を投げたが、再び2点本塁打を与えた。捕手は打者の膝当たりのボールを要求したが、ボール1、2個ほど真ん中に入った。

3回裏の失点では首をかしげる場面もあった。柳賢振は2死後にJ.D.マルティネスを迎えて6球目がホームプレートを通過してストライクゾーンに入ったが、ボールと判定されイニングを終えることができなかった。続いてブランドン・ドルーリに投げた直球がまたも高目に入り、二塁打を浴びて追加点を与えた。中央の外野深く飛ぶ打球だったが、中堅手クリス・テイラーの守備位置が良くなかった。

4回裏にクリス・ハーマンに本塁打を浴びたボールも真ん中の高目に入る失投だった。メジャーリーグを解説するソン・ジェウ氏は、「1回に想定外の打者に本塁打を浴びてから集中力が乱れた。後半戦に勢いに乗っていたが、今日の柳賢振は直球の球速まで落ちた」と分析した。そのうえで「ワイルドカードを必死で守り抜かねばならないアリゾナ打線があまりにも好調だった。色々な面で苦しい試合だった」と加えた。柳賢振も試合後に「アリゾナ打線が攻撃的に振ってきたのでリズムが良くなかった」と話した。



兪載泳 elegant@donga.com