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キム・セヨンがロレーナ・オチョア・マッチプレーで優勝

キム・セヨンがロレーナ・オチョア・マッチプレーで優勝

Posted May. 09, 2017 08:45,   

Updated May. 09, 2017 08:46

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キム・セヨン(24=未来アセット)は昨年まで韓国女子ツアー(KLPGA)での5勝に米国女子ツアー(LPGA)5勝を入れて合計10度の優勝トロフィーを掲げた。このうち半分の5勝がプレーオフを制した優勝だった。勝負強さがなかったら不可能だった成績だ。最終日には決まって着用する赤色のパンツの魔法だとも言われた。

キム・セヨンが持ち前の強心臓でLPGAツアー・ロレーナ・オチョア・マッチプレーで今季初優勝を飾った。世界ランキング12位のキム・セヨンは8日、メキシコ・メキシコシティにあるメキシコGCで行われた決勝で世界2位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)を1ホール差で制した。1対1の直接対決で行われるマッチプレーは、プレーオフのように高度の集中力と緊張感をコントロールできる側に勝算がある。この日も赤色のパンツを着用して出場したキム・セヨンは、「圧迫感を感じる瞬間、逆に強くなる。後半に3ホール差でリードしていたところを1ホール差まで追いつかれが、平常心を失わないよう意識した」と話した。日ごろから、寝る前にコースで起こり得る危機的状況を想定してメンタルを鍛えるイメージトレーニングを繰り返した効果があったとも言った。

昨年の前半期まで勢いに乗っていたが11ヵ月間、無冠に終わったことについては「優勝がなかったので精神的につらかった。2年生ジンクスじゃないかなと思った。新しい気持ちで突っ走れる転機になった」と話した。優勝賞金は20万5000ドル(約2億3000万ウォン)。世界ランキングは8位まで上がった。

LPGAツアーデビューを果たした2015年に初出場大会で予選敗退した後、直後の大会ではたちまち優勝を飾った。今回も先週にシーズン初の予選敗退という屈辱を嘗めたが、1週ぶりに優勝を飾り持ち前の修正能力を見せつけた。悪い記憶を簡単に消してしまう持ち前の明るさは、毎ホールで勝負を決めるマッチプレーでも遺憾なく発揮された。

シーズン序盤の7大会でトップ10に一度しか入れなかったキム・セヨンは、最近韓国からダラスに駆け付けた長年の師匠、イ・ギョンフンさんが指導を受けたことが役立ったと話した。「2メートルパット成功率が全く駄目だったので苦労したんだけど、パット感覚が戻って来たんです。10勝を挙げるときに使ったパターを改めて使ったら効果があった。

3位決定戦はホ・ミジョンがミシェル・ウィをプレーオフ4ホール目で破った。キム・セヨンの優勝は、韓国勢としては今季10大会で6勝目となる。



金鍾錫 kjs0123@donga.com