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[オピニオン]セクシーなファーストレディ候補メラニア

[オピニオン]セクシーなファーストレディ候補メラニア

Posted July. 20, 2016 07:01,   

Updated July. 20, 2016 07:16

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大統領の令夫人を意味する「ファーストレディ」は米国で生まれた。第12代大統領のテイラーが、1849年に第4代大統領夫人のドリー・マディソンの葬儀で初めて使ったとされる。18日にクリーブランドで開幕した共和党全国党大会で、ドナルド・トランプ氏は大統領候補が最後の日に登場する慣例を破った。演壇に立ったトランプ氏は、スロベニア出身の元モデル、メラニア夫人(46)を「米国の次期ファーストレディ」と直接紹介した。

◆遊説ではメディアの露出を控えたメラニア夫人は、白のワンピースを着て登場し、スポットライトを一身に浴びた。東欧のイントネーションが強い英語で、「米国のために戦う適任者」と夫への支持を訴えて拍手を受けた。ところが演説の一部が、ミシェル・オバマ夫人の2008年の民主党大会での演説と酷似しており、話題となった。演説前に「原稿を直接書いた」と言わなければ良かっただろう。

◆「最もセクシーなファーストレディ候補」と評されるメラニア氏は、トランプ氏の3番目の妻だ。トランプ氏の最初の妻、2番目の妻も元モデルだ。1996年に米国に来たメラニア氏は28才の時、ニューヨークのナイトクラブで24才年上のトランプ氏と出会い、2005年に結婚した。2人が交際していた2000年、男性雑誌GQにメラニア氏の妖艶なセミヌードの写真が掲載された。ライバル候補がこの写真を選挙運動に利用したため、「完璧なスタイル」はさらに有名になった。

◆メラニア氏は頭も良く「トランプ氏の秘密兵器」と呼ばれる。大学で建築とデザインを専攻したメラニア氏は、スロベニア語、英語、フランス語、セルビア語、ドイツ語に堪能だ。ある知人は、「彼女は良いファーストレディになるだろう。夫が心配だ」と話した。

歴代最悪の低好感度候補の夫のためか、メラニア氏も最近の世論調査で歴代最悪の低好感度候補の夫人となった。無給のうえ公式の肩書でもないが、ファーストレディは「大統領の耳」と言われる。ストレートに何でも話せるからだ。トランプ氏が大統領になれば、黒人初のファーストレディのミシェル夫人に続き初の外国生まれのファーストレディになる彼女は、カメラマンを忙しくさせるだろう。

高美錫(コ・ミソク)論説委員mskoh119@donga.com