ＰＧＡ３０強を目指す、ノ・スンヨルがプレーオフ第３戦出場権を獲得

米プロゴルフ（ＰＧＡ）ツアーは世界最高のゴルファーが戦う舞台だ。野球のメジャーリーグ、サッカーのイングランド・プレミアリーグにたとえられる。

その舞台でも、最高のゴルファーだけが出場できる大会がある。ＰＧＡツアーのプレーオフ・シリーズの第４戦となる大会で最終戦のツアーチャンピオンシップだ。出場資格は、フェデックスカップランキング上位３０位に入っていること。

韓国男子ゴルフの未来、ノ・スンヨル（２３＝ナイキゴルフ・写真）が生涯初のツアーチャンピオンシップ進出に向けた第一歩を踏み出した。

ノ・スンヨルは２日、米マサチューセッツ州ノートンのＴＰＣボストン（パー７１、７２１６ヤード）で開催されたプレーオフ第２戦、ドイツ銀行選手権の最終ラウンドで１打を減らし、通算９アンダー、２７５打で９位タイだった。同大会で善戦し、フェデックスカップランキングを４７位から３６位まで上げたノ・スンヨルは、フェデックスカップランキング上位７０人が出場できるプレーオフシリーズ第３戦のＢＭＷ選手権の出場権を軽く獲得した。

ノ・スンヨルは、ＰＧＡツアーのルーキーだった２０１２年にＢＭＷ選手権まで出場したがランキングが３７位に止まり、ツアーチャンピオンシップ進出には失敗した。デビュー３年目となる今年４月、チューリッヒオープンで生涯初優勝を飾ったノ・スンヨルが、ツアーチャンピオンシップ進出を果たせば最高の一年を送ったと言えそうだ。今大会で４アンダー２８０打を記録し３５位となった崔京周（チェ・ギョンジュ＝４４・ＳＫテレコム）もフェデックスカップランキング６５位でプレーオフ第３戦への出場が決まった。

この日の優勝カップは通算１５アンダー２６９打で回ったクリス・カーク（米国）が持ち上げた。カークは、フェデックスカップランキング１位になった。世界ランキング１位のローリー・マキロイ（北アイランド）は５位タイ（１１アンダー２７３打）で大会を終え、フェデックスカップランキング２位を保った。フェデックスカップランキングが１位になれば、大会優勝賞金とは別に１０００万ドル（約１０１億ウォン）のボーナスが与えられる。ＢＭＷ選手権は４日からコロラド州のチェリーヒルズＣＣで、ツアーチャンピオンシップは１１日からアトランタ市内のイーストレイクＧＣでそれぞれ始まる。