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大西洋を渡ってきたW杯のトロフィー、今大会はどの国が獲得するか

大西洋を渡ってきたW杯のトロフィー、今大会はどの国が獲得するか

Posted June. 13, 2014 03:37,   

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ブラジルワールドカップ(W杯)の幕が上がった。開催国のブラジルを含め、アルゼンチンやウルグアイなど南米の強豪、10年南アフリカ共和国W杯チャンピオンのスペインをはじめ、ドイツ、イタリア、イングランドなど欧州の名門がいずれもチャンピオンの座を狙っている。

W杯の歴史で4強までは案外のチームが突風を巻き起こしたりもした。02年韓日W杯の時は韓国がそうだった。1998年フランスW杯の時はクロアチア、1994年の米国W杯の時はブルガリアがベスト4に入った。しかし、それが最後だった。神様はW杯をただ8カ国にのみ許した。これまで19回の大会が行われる間、世界中の約200カ国の中で、ブラジルが5度、最多優勝を獲得し、その後をイタリア(4度)、ドイツ(3度)、アルゼンチン、ウルグアイ(それぞれ2度)、イングランド、フランス、スペインが次いでいる。強いチームだけがW杯を手に入れられる。

開催大陸で優勝チームが出るというW杯の伝統もなかなか破られずにいる。1994年の米国、02年の韓日、10年の南ア共まで含めると、開催国は大きく「欧州VS非欧州」に分けられる。これまで欧州がW杯を開催すると欧州国家が、南米など非欧州国家がW杯を開催すると、南米の国が優勝カップを持ち上げた。例外は2度、1958年のスウェーデンW杯で優勝したブラジルと10年南ア共W杯で優勝したスペインだけだ。

W杯は開催国の利点がはっきりした大会でもある。これまで開催国が組み別リーグを通過できなかった場合は、10年の南ア共大会の1度だけしかない。開催国の優勝も多い。ウルグアイ(1940年)、イタリア(1934年)、西ドイツ(1954年)、イングランド(1966年)、アルゼンチン(1978年)、フランス(1998年)がいずれも自国で優勝した。

このような歴史的伝統のため、ブラジルが今度のW杯のトロフィーを獲得する可能性が最も高いという分析が出ている。ブラジルはW杯史上、最も偉大なチームだ。ブラジルは1930年、1回ウルグアイ大会の時から10年南ア共W杯まで一度も抜けずW杯に参加した唯一の国だ。ブラジルは、1958年と1962年、2回連続優勝に輝き、1970年、再びチャンピオンになって、初代優勝カップの「ジュール・リメ・カップ」を永遠に所有する国になった。当時、ブラジルにはサッカー皇帝のペレが居た。ブラジルは、1994年米国W杯でゴールゲッターのロマーリオの活躍で初めて、4回優勝の偉業を達成し、02年韓日W杯では、ロナウドが「ゴール暴風」を巻き起こし、5度目の優勝カップを持ち上げた。

しかし、4度優勝のイタリアなど欧州チームの反撃も侮れない。イタリアは、「カテナチオ」で有名な守備サッカーを、昨大会チャンピオンのスペインは特有のパスサッカーを武器に首位に挑戦する。「戦車軍団」のドイツは、伝統のパワーにスペイン式の技術サッカーを組み合わせて、1990年イタリアW杯以後、24年ぶりに優勝を狙う。