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元国家情報院長に懲役2年、工事受注の取計らいで金品授受

元国家情報院長に懲役2年、工事受注の取計らいで金品授受

Posted January. 23, 2014 04:10,   

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ファンボ建設の元代表ファン・ボヨン氏(63)から工事受注で有利な取計らうよう依頼され億ウォン台の金品を受け取った罪(特定犯罪加重処罰法上の斡旋収賄)で拘束起訴された元国家情報院長の元世勲(ウォン・セフン)被告(63・写真)に、懲役2年の実刑と1億6275マン2000ウォンの追徴金を言い渡された。この事件は、国家情報院のネット書き込みによる公職選挙法違反事件とは別事件だ。

ソウル中央地裁・刑事合議21部(イ・ボムギュン部長判事)は22日、元世勲被告の判決公判で「二人きりの場所で現金が渡されたため、金融資料など物証はないが、ワインケースにカネを入れて渡したというファン氏の陳述が具体的であるばかりか、カネを渡した日、ロッテホテルで使われた元被告のクレジットカード記録など、あらゆる情況が一貫して金品授受を裏付けている」と、判決理由を述べた。

裁判部は、ファン氏が元被告に渡した純金で作られた十長生(山、雲、亀、鶴など長生きを象徴する10種のもの)と、スラロフスキーの虎模様のクリスタル(総399万ウォン相当)に対しては、ファン氏が最初から誕生日プレゼントだと陳述しており、実際に渡した時期も元被告の誕生日と10日しか離れていないことなどを考慮し、賄賂と認めなかった。

元被告は、ホームプラスの仁川(インチヒョン)研修院建設工事を受注しようとしていたファン氏から現金1億2000万ウォンと3万ドルを受け取るなど、2009年7月から2010年12月まで4回にわたって計1億7000万ウォン相当の金品を受け取った容疑で昨年7月に拘束された。