Go to contents

「不法道路占拠は容認しない」 漢南大橋デモ主導の3人に運転免許取消し

「不法道路占拠は容認しない」 漢南大橋デモ主導の3人に運転免許取消し

Posted December. 24, 2013 07:06,   

한국어

警察が道路を無断で占拠して不法デモを行った主導者に対して、厳重な処罰を下した。

ソウル龍山(ヨンサン)警察署は、今年9月3日にソウル漢南(ハンナム)大橋の南端から北端方向の合わせて6つの車道を30分間に渡り占拠してデモを行った全国農民会総連盟(以下全農)所属の農民団体の代表ら3人に対して、運転免許取消しの通達をしたと、23日発表した。道路交通法によると、自動車を利用して交通を妨害した場合、免許取消しの措置を取れるように定められている。

9月3日午後3時ごろ、全農所属の全南、全北農民団体の会員約1300人は、同日午後4時、ソウル駅の広場で開かれる予定だった全国農民大会に参加するため、48台の観光バスに分乗してソウルへ向かっていた。先頭のワンボックスカーで観光バス隊列を率いた光州(クァンジュ)、全南道(チョンナムド)連盟議長のパク某氏(57)は、突然漢南大橋の5、6車路で車両を止めた。すると、後から付いてきた観光バス48台もパク氏が乗っていた車両を追い越さずに一列に停車した。パク氏が乗っていた車両の後ろを付いてきた観光バス15台は、3重に漢南大橋の片道6つの車線を全て封鎖した。パク氏ら農民団体の幹部らは車から降りてバスに乗っていた農民団体の会員にゲリラデモを行うことを主導した。警察の調査によると、同日のゲリラデモは全南道連盟議長のパクさんと全北道(チョンブクド)連盟議長のハ某氏(59)が既に京釜(キョンブ)高速道路の竹田(チュクジョン)サービスエリアで事前謀議を終えて計画したものだった。

バスを降りた全ての会員約1000人中約400人は占拠した漢南大橋に沿って歩きながら「韓中自由貿易協定(FTA)反対」「基礎農産物の国家買い上げ制度を実施しろ」などと叫んだ。残る会員は漢南大橋の欄干に「農家の負債を帳消ししろ」「韓牛登録制を廃棄しろ」「米価格の引き上げを実施しろ」などの垂れ幕と全農の旗を持ってデモを続けた。

全農会員は約30分間のゲリラデモを終えた後、再びバスに搭乗してソウル駅広場で開かれた全国農民大会に参加した。しかし、彼らのデモで新沙洞(シンサドン)、瑞草洞(ソチョドン)などから漢南大橋につながる道路では激しい交通渋滞が発生し、2時間以上が経ってようやく正常化した。

警察は道路を占拠して未届の不法集会を開催し、約30分間に渡り交通妨害するなど、市民に多大な被害をもたらした農民団体の幹部や会員約24人を一般交通妨害容疑と集会及びデモに関する法律を違反した容疑で不拘束立件した後、23日、検察に送致した。警察は特に、ワンボックス車両を運転し、一番先に道路を防いだ全南道連盟の政策委員長、チョン某氏(41)と不法デモを主導したパク氏に対しては運転免許取消しの決定を下した。

警察の関係者は、「意見を貫くため、不法で道路を占拠し、市民の交通を妨害するデモに対しては、これから厳重に対処していく方針だ」と話した。