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民主党幹部、李石基除名案の迅速な処理を要求

民主党幹部、李石基除名案の迅速な処理を要求

Posted September. 10, 2013 03:39,   

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最近、野党統合進歩党(統進党)議員の李石基(イ・ソクキ)容疑者の内乱陰謀事件に対して、「民主党も責任がある」として責任論を提起した野党民主統合党(民主党)の趙慶泰(チョ・ギョンテ)最高委員が、「李石基除名案」の迅速な処理を求めた。趙最高委員は9日、ソウル市庁前に設置したテントで開かれた最高委員会議で、「李石基事件を機に従北問題を巡る紛糾を払拭しなければならない」とし、「(民主党が)李石基議員除名案処理を躊躇ってはならない」と主張した。「起訴後の除名案処理」で党方針を固めた執行部に反するものだ。

趙最高委員は9日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「逮捕同意案を党議拘束で通過させたのだから、除名案を迅速に処理してこそ民主党は従北問題を巡る紛糾から自由になれる」と述べた。また、「民主党が除名案処理で中途半端な態度を取れば取るほど国民の信頼を失う」とし、「李議員の内乱陰謀疑惑は大韓民国の憲法秩序を否定した事案であり、慎重になる理由はない」と主張した。

趙最高委員は、国内部門の捜査権廃止を骨子とする民主党の国家情報院改革案の方向についても反対の意見を明らかにした。趙最高委員は、「政権担当を目指す政党が国家情報院の権限をこのように制限するのは無責任なことで、国家を部分的に武装解除させることだ」と批判した。

党に反する考えを主張することが自分の政治的立場のためだという一部の見方に対しては、積極的に釈明した。趙最高委員は、「来年の地方選挙で釜山(プサン)市長に出馬しない考えをメディアのインタビューなどを通じて十分に明らかにしてきた」と話した。その上で、「(会議で公開)発言する前に議員たちと十分に話し合い、民主党党員や代議員とも十分な意見交換をしている」と語った。

趙最高委員は、「党内に反映されない沈黙する大勢の立場を代弁したものだ。民主党の場外闘争を批判する国民世論が70%を超えている状況下で、私を批判する勢力が語る国民がどこにいるのか問いたい」と反論した。

しかし、趙最高委員の発言については党内の批判も強い。6日、趙最高委員が民主党の野党連帯責任論を提起すると、昨年末の大統領選挙で文在寅(ムン・ジェイン)陣営の報道担当を務めた陳聲準(チン・ソンジュン)議員が強く反発した。陳議員は、「当時の野党連帯は、国民の要請によるものだった」とし、「(趙最高委員の発言は)民主党に従北の色を塗ろうとするセヌリ党の無分別な政治攻勢に付和雷同している」と批判した。

さらに陳議員は、趙最高委員が李石基逮捕同意案に棄権した人はカミングアウトすべきだと主張したことに関連して、「趙最高委員は民主党の歴史とアイデンティティを否定し、党執行部として資格を失った」とし、「党と国民に謝罪し、最高委員を直ちに辞任すべきだ」と主張した。