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尼界の大師匠、大行僧侶が他界

Posted May. 23, 2012 07:02,   

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尼として仏教の現代化や大衆化に貢献した妙空堂・大行僧侶(写真)が22日0時ごろ、京畿安山市(キョンギ・アンヤンシ)のハンマウム寺院で入寂した。出家してから63年、俗世の歳では86歳。

大行僧侶は1927年、ソウル梨泰院(イテウォン)で生まれ、1950年、江原道(カンウォンド)・雉岳山(チアクサン)の上院寺(サンウォンサ)でハンアム僧侶を恩師に、出家した。その後、江原や京畿周辺で10数年間、山中苦行を行った。1961年、タンホ僧侶を戒師に、月精寺(ウォルジョンサ)で尼としての戒律を授かり、1963年、上院寺を建て直した。

大行僧侶は1972年、安養(アンヤン)に現在のハンマウム寺院である大韓仏教会館を建設し、寺院長として活動し、布教活動に専念した。濟州(チェジュ)や釜山(ブサン)、光州(クァンジュ)など国内の15支院のほか、米ロサンゼルスやシカゴ、ワシントンを始め、ブラジルやタイなど、海外に10ヵ所の支院を立ち上げた。4ヵ国語で翻訳された法門集を刊行し、「ハンマウム耀電」、「虚空を歩む道」などの著書は翻訳され、ここ数年、ドイツ・フランクフルトの国際図書展に出品されたこともある。

大行僧侶は、ハングルの意味解釈経典の普及や法門映像の媒体化、韓国仏教初のネット上での布教、現代仏教新聞の創刊、ハンマウム科学院の設立など、実践的かつ現代的なやり方で、布教の新たな幕を切り開いた。少年少女家長の支援に向けた法会や中央僧侶大学の発展祈願のための大法会、八万大蔵経のコンピューター化に向けた大法会など、80回余りの国内外招待法会を開催するなどした。

大行僧侶は01年、スリランカ宗教福祉局が授与する「サルボダヤ名誉賞」、02年国連が授与する「偉大な仏教の女性賞」を受賞した。告別式や荼毘式は26日午前10時、安養ハンマウム寺院・本院で全国尼会葬で執り行われる。お問い合わせは031−470−3100まで。



imi@donga.com