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国際宅配で文化財3586点を不法搬出、グループ24人を検挙

国際宅配で文化財3586点を不法搬出、グループ24人を検挙

Posted April. 27, 2012 07:43,   

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国際宅配などを利用して文化財を海外へ不法搬出させたグループが警察につかまった。

ソウル地方警察庁広域捜査隊は、文化財庁と協力して国内競売サイトなどで購入した古書籍3486点と木工芸品土器100点を海外へ不法搬出した疑い(文化財保護法違反)で、ユ某容疑者(52)ら24人を検挙したと、26日発表した。搬出された文化財の中で74点は回収された。

警察によると、ユ容疑者は文化財庁長の許可なしに、09年4月から昨年11月まで129回にわたって古書籍3486点を不法搬出した疑いが持たれている。ユ容疑者と仲間の2人は、一般書籍の間に古書籍を挟んで包装した後、これを国際宅配に送る手口で書籍を中国へ不法搬出した。

警察に取り調べによると、ユ容疑者は中国在住の親類のチェ某さん(41)に文化財リストをもらった後、これを買って送る見返りとして、約2000万ウォンを受け取ったという。警察は、「ユ容疑者が2億4000万ウォンをかけて、文化財を買って中国に売ったが、販売価格は把握できなかった」と話した。

文化財庁によると、ユ容疑者が中国へ不法搬出した書籍は、朝鮮中期文臣の李恒福(イ・ハンボク)が1673年に書いた文集「魯史零言」などで、当代の歴史と文化が分かる資料だ。

これと共にイ某容疑者(64)ら20人も05年5月から昨年12月まで、ソウル東大門区(トンデムング)と中区(チュング)一帯の文化財売買商を回りながら購入した木工芸品や土器など、文化財100点を日本と中国へ不法搬出させた疑いで警察につかまった。



hparks@donga.com