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「あなたたちの正義って何?」 朴宣映議員、脱北者問題に緘口する正義具現司祭団を批判

「あなたたちの正義って何?」 朴宣映議員、脱北者問題に緘口する正義具現司祭団を批判

Posted April. 13, 2012 08:16,   

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「正義具現司祭団、あなたらが主張する正義とは、果たして何ですか?」

脱北者の北朝鮮強制送還の中止を呼びかける国際世論を拡散させるため、米国を訪問した自由先進党の朴宣映(バク・ソンヨン)議員(写真)は11日(現地時間)、脱北者問題に口をつぐんでいるカトリックの正義具現司祭団を批判した。

朴議員は同日、ワシントン郊外のレストランで開かれた韓米自由連盟主催の「大韓民国を守護するためのワシントンフォーラム」で基調演説し、「私はカトリック信者だ」とした上で、「正義具現司祭団が濟州(チェジュ)海軍基地の工事現場で反対デモを行っているのを目にし、憤りを感じた」とした上でこのように述べた。

朴議員は、「人(脱北者)たちが無残に殺されているのに、どうしてここまで沈黙することができるのか」と指摘した。また、「大韓民国では、反米運動の火が燃え広がっているが、当の中国に対しては一言も言えずにいる」とし、「聖火リレーが行われたとき、ソウル・プラザホテルの玄関扉が全て壊れ、市庁前で中国人が暴力を振るっても、韓国は財産損壊の請求権行使すらしなかった」と指摘した。朴議員は、「このように、中国に対して沈黙を守っているのは、主権国家としての顔ではない」と指摘した。

朴議員は、脱北者や元韓国軍捕虜、戦時・戦後に北朝鮮に拉致された被疑者たち、サハリン同胞、元日本軍慰安婦などを取り上げ、「彼らは歴史から忘れ去られた『遭難者』であり、少なくとも救命胴衣やボートだけでも送るのが、繁栄を謳歌している大韓民国に住んでいる我々の義務であり、責務でもある」と強調した。

元韓国軍捕虜の送還問題については、「必ず送還されるべきだが、誰も記憶しておらず、口にも出していない」と言い、「私たちの父や叔父、兄かもしれない元韓国軍捕虜問題に、なぜ、ここまで沈黙することができるのか」と怒りを語った。

朴議員は、「この4年間、国会で脱北者特別委員会を立ち上げてほしいと要請し、血涙を流しながら戦わなければならなかった」とし、「しかし、脱北者問題を取り上げれば、私の口が塞がれるほど、国会では非協力的だった」と話した。

最近のハンガーストライキについて語りながら、「支援を必要としている脱北者家族らは訴えているのに、憲法機関である大韓民国の国会議員が何もできない現実が、余りにも悲しく、自分が憎かった」と言っては、しばらく言葉を続けられなかった。

そのうえで、「脱北者問題で、大韓民国に期待できることなどない」とし、「脱北者問題は、韓国と北朝鮮、中国の問題ではなく、国連が解決しなければならない問題であり、在米韓国人たちの役割が重要だと判断して米国を訪問した」と話した。



yhchoi65@donga.com