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末期肝臓がん患者の生存期間を2倍に、国内研究グループが治療法開発

末期肝臓がん患者の生存期間を2倍に、国内研究グループが治療法開発

Posted March. 02, 2012 07:40,   

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新薬のみががん患者の生存期間を延ばせるわけではない。国内の研究グループが既存の治療法を応用した新しい治療法で、手術が不可能な末期肝臓がん患者の生存期間を倍に延ばした。

国立がんセンターのパク・ジュンウォン消火器内科博士(写真)研究チームは、「塞栓術」と「標的治療療法」を一緒に試みた。塞栓術はがん細胞に栄養分を供給する血管を予め除去してがん細胞を飢え死にさせる治療法。標的治療療法はがん細胞に栄養分を供給する血管ができないようにする方法で、普段「ネクサバール」という薬物を使う。

研究チームは09年7月〜11年5月、手術が不可能な肝臓がん患者50人に新しい治療法を試みた。その結果、治療効果維持期間を4ヵ月から7ヵ月へ3ヵ月増やしたと、1日発表した。治療効果維持期間とは、発生したがんが大きくならなかったり、新しいがんが発生しない期間。この期間が増えると、生存期間も延びる。

末期にあたる3、4期がん患者の場合、生存期間を3ヵ月だけ延長しても新薬に認められるほど大きな成果と評価される。患者次第で1年以上の生存も可能だ。

パク博士は、「塞栓術と標的治療療法を並行した新しい『複合療法』を通じて、肝臓がん患者の生命を延長できる可能性があることを初めて発見したことに今度の研究の意義がある」とし、「今後対照群臨床研究(臨床3床)を通じて効果を具体的に検証する予定だ」と話した。

この研究結果は欧州肝臓学会誌2月オンライン版に掲載された。



likeday@donga.com