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オバマ大統領の初訪韓、雑感もろもろ

Posted November. 20, 2009 09:10,   

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○…オバマ米大統領は、ソウル南山(ナムサン)にあるグランド・ハイヤットホテルの最上階(20階)にある「プレジデンシャル・スイートルーム」に泊まった。エリザベス英女王、潘基文(バン・ギムン)国連事務総長、トム・クルーズ、パリス・ヒルトンらが利用したこの客室は、延べ面積約330平方メートル(約100坪)に1日の宿泊料は800万ウォン程度だという。

大量の随行員もこのホテルで泊まった。警察の関係者は、「601に達するホテルの客室数の中で400室あまりを訪韓遂行団が使っていると聞いている」と伝えた。

17日からこのホテルには在韓米大使館の臨時事務室が設けられ、午後から警護システムが設置された。18日からはホテルの中央玄関を除いた全ての出入り口が封鎖され、ホテルを出入りする全ての宿泊客に対する検問が行われた。動員された警備や警護スタッフだけで約1万3000人に達した。

警察の関係者は、「オバマ大統領が運動や散策のためにホテルの外へ出たことはなかった」と伝えた。

●保守—進歩団体がそれぞれ集会

○…大韓傷痍軍警会(リュ・ジチョル会長)や愛国団体総連合会(李相薫代表)などから成っている保守団体の会員約7000人(警察推算)は、19日午前、オバマ大統領一行がホテルから大統領府へ向かうソウル広場から光化門(クァンファムン)広場に至る道に並び立って、「歓迎オバマ米大統領」というフラットカードなどを振りながら訪韓を歓迎した。同グループは、10時50分ごろ、オバマ大統領を乗せた黒色の「キャデラック・ワン」乗用車が通り過ぎると、太極旗と星条旗を持ち出して歓呼した。さらに、車両行列に向かい、「戦時作戦権返還の延期」「北朝鮮核の廃棄」「韓米自由貿易協定(FTA)速やかな締結」が書かれたピケットやプラットカードを振ったりもした。

一方、「平和と統一を開く人々」「韓国進歩連帯」など、進歩団体の会員らは、大統領府近くのソウル清雲洞(チョンウンドン)事務所の前で記者会見を開き、米朝首脳会談の開催、韓半島平和協定の締結などを促した。しかし、保守と進歩グループの衝突は起きなかった。

●オバマファッションは伝統アメリカンスタイル

○…オバマ大統領が見せてくれたファッションスタイルは、「伝統アメリカン」と「ニューフロンティア」スタイルに要約できるというのがファッション専門家の評価だ。19日、首脳会談でオバマ大統領は、チャコール・グレー交じりの黒いベ−シック・ツーボタンのスーツを着ていた。ファン・フィゴン・ファッションスタイリストは、「硬直していたり、派手ではないゆったりしたアメリカンスタイルだ」と述べ、「全てのアイテムが中庸さを見せてくれた」と評価した。ファン氏によると、オバマ大統領のジャケットは、体にぴったりしたり大きい感じがなく、ちょうど良かったという。

英国紙インディペンデントが昨年に「オバマルック」と呼んだように、ジャケットの下のボタンは締めなかった。赤色は存在感をアピールする色とされる。ただし、鮮やかな赤ではなく、深い紫色とトーンダウンした赤を選んだ。自分の肌色と似合うカラーを選んだという分析だ。



passion@donga.com kimsunmi@donga.com