ロバート・ゲイツ(写真)米国防長官は1日、「北朝鮮がイランに(中距離)ミサイルを提供しており、このミサイルは射程が2500kmに達するものだ」と国防総省のブリーフィングで話した。
この発言は、ドイツのマスコミが2005年末に情報当局を引用し「イランが射程2500kmである北朝鮮製のBM−25ミサイル18基を分解の状態で購入した」と報じた内容を、米国の政府高官としては初めて裏付けたものと解釈される。
北朝鮮のBM−25ミサイルは、旧ソ連の潜水艦発射ミサイルのR−27を改良したものだ。しかし、ゲイツ長官はイランが保有している中距離ミサイルの名前と購入時点、数量などについては言及しなかった。
北朝鮮は今まで、イランに射程300〜500kmのスカッドB、C型のミサイルと射程1300kmのノドンミサイルを輸出していたことが確認されたことがある。
ゲイツ長官の同日の発言は、中部及び西部欧州がイランのミサイル脅威に対応するためにミサイル防御(MD)施設を取り揃えるしかないと説明する過程で出てきた。
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