ミネラルウォーターの味が変だと思ったら…

ソウル地方警察庁刑事課は１２日、ミネラルウォーター大手の商標を付けたミネラルウォーターのボトルとコック総４７５万個を制作し、０３年１月から最近までにソウル地域の店舗２９５１店に販売し、約２億３０００万ウォンを儲けただチャン容疑者（４０）を商標法違反の疑いで逮捕したと、伝えた。

警察はまた、チャン容疑者から空瓶とコックを購入したソウル江南区駅三洞（カンナムグ・ヨクサムドン）Ｓルームサロンの店主チョン容疑者（４９）と駅三洞Ｒホテル社長の金容疑者（６０）に対し、飲み水管理法を違反した疑いで逮捕状を請求しており、購入量ベースで上位３０店の代表らを同じ容疑で書類送検した。

警察によると、Ｓルームサロンなど風俗店４店を運営しているチョン容疑者は、顧客が飲んだ後のミネラルウォーターのボトルに、店の浄水器で浄化した水を入れ、チャン容疑者から買ったコックでしめた後、顧客に販売していた。

彼は個室に正常商品のミネラルウォーターを陳列しておいた後、顧客が追加でミネラルウォーターを注文する場合のみ、偽のミネラルウォーターを売っていた。顧客は、偽のミネラルウォーターのボトルを開けるときにも、開けた際に出る特有の音と同じだったため、偽のミネラルウォーターかどうかを判別できなかった。大半の顧客は、ミネラルウォーターが偽物かどうかを疑うことさえなかった。

約２年間にわたって偽のミネラルウォーター１万５８００瓶を売ったチョン容疑者は、警察で「５００ミリリットルの正常商品の卸価格は、２４０〜２６０ウォンで、緑茶やウーロン茶など缶類より約１００ウォンさらに高い」とし、「大半の顧客がミネラルウォーターの瓶を開けて飲んだ後、半分くらいを残すので、そこに店の浄水器によるお水をさらに入れ、販売した」と供述した。

egija@donga.com