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「北朝鮮、核兵器少なくとも8個保有」 米政府が修正

「北朝鮮、核兵器少なくとも8個保有」 米政府が修正

Posted April. 29, 2004 00:17,   

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米国が北朝鮮の核兵器保有推定値を「2個保有可能」から「少なくとも8個」に上方調整したと、ワシントンポスト紙電子版が28日付で報じた。

米国はまた、北朝鮮の高濃縮ウラン(HEU)核計画も2007年には稼動段階に入り、これを通じて、毎年核兵器6個が生産可能な核物質を作ることができるという結論を下したと同紙が伝えた。

米情報機関は、昨年8月に北朝鮮核問題を論議する第1回6者協議が終わった後、北朝鮮の核計画レベルへの立場を統一するための再評価作業を進め、今月末に報告書を完成する。米政府は、報告書の具体的内容は公開しないが、今後の北朝鮮の核能力に対する公式立場は、この報告書の結論によって提示される見通しだ。

しかし同紙は、「北朝鮮の核兵器保有の推定値は、概して状況証拠に依存しているため、具体的な数値については、機関ごとに意見が食い違っている」とし、「エネルギー部がもっとも高い推定を主張し、国防総省情報局(DIA)は、HEU計画が今年の末に稼動されると見るのに対して、国務省情報部では北朝鮮の核能力に対して懐疑的だ」と伝えた。

同紙は、このような北朝鮮の核能力の上方調整は、ブッシュ政府がイラク戦争に過度に力を注ぐことで、北朝鮮核危機に誤って対応したという非難をもたらす可能性があるとつけ加えた。

チェイニー米副大統領は最近、北東アジア歴訪で、北朝鮮が核技術や核物質をテロ組職などに売る可能性が高くなっているため、北朝鮮核問題の外交的解決のための時間的余裕が、ますますなくなっていると警告していた。

一方、南北と中国、米国、日本、ロシアの6ヵ国の実務者が、6月末に予想される第3回6者協議に先立って、5月12日頃に実務会議を開催すると、共同通信が28日付で報じた。