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イラク、事実上内戦状態

Posted February. 15, 2004 23:37,   

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イラク武将勢力の抵抗が内戦様相に拡大する兆しがはっきりしている。

自爆や道路周辺に爆弾を埋設する従来の方式ではなく、武将勢力が公共機関を集団で襲う新しい攻撃スタイルが登場した。交戦現場ではイラン国籍の武将グループも見つかり、周辺諸国が介入した可能性も少なくない。

▲イラク内戦に向うのか〓14日明け方、イラク・バグダッド西側のファルージャで、50人余りの武将グループが警察署や民防衛軍本部などを襲撃した。彼らは四つの方向から機関銃とロケット推進銃榴弾を発射し、目標物をあっという間に掌握して収監者70人余りを開放させた。

武装グループは民防衛軍本部の部屋を歩き回って機関銃を乱射して、手投げ弾を投げこむ大胆かつ緻密な攻撃に出た。この襲撃で警察と民間人など少なくとも27人が死亡、40人が負傷した、とニューヨーク・タイムズ紙は伝えた。

特に、10日に発生したバグダッド南側のイスカンダリヤの警察署自爆攻撃と11日のバグダッド募兵所テロに続く今回の奇襲攻撃で、5日間死者の数が129人を超えた。各外信は1日、アルビルで起きたクルド党本部爆弾テロを除けば、短期間に起きた最大流血事態だと伝えた。

▲宗派間の葛藤、現実化〓ファルージャ現場で交戦中に射殺された武装グループのうち、イラン人2人とレバノン人1人が含まれていると同紙は伝えた。現地の警察は、彼らが拘禁されたイラン人5人を救うために襲ったものとみている。彼らは他の所に収監されていて、救出されることはできなかった。

当局はイラン人武装グループの出現に大きく驚いている。彼らは襲撃当時「神は偉大だ」と叫んだりした。イランはイラク人の60%を占めるシーア派が大多数の国家。一方、ファルージャはチークリートとサマラをつなぐ「スンニー・トライアングル地帯」の一軸で、スンニー派の本拠地でもある。

イラクの政権委譲問題でも多数のシーア派は早期の直接選挙を求めて、少数のスンニー派を脅かしている。

▲問題は選挙日程〓最近の流血テロはイラク選挙と連関性が高いものとみられている。あるイラク過渡統治委員は「2、3週間前までは静かだったが、国連代表団が訪問するやいなや、テロが相次いでいる」と指摘した。

ファルージャ襲撃以外のテロはアルカイダと関連するフセイン元大統領の追従勢力が主導したものとみられる。イラク内の治安に対する不安を高めて選挙日程を延ばそうという戦略である可能性がある、とBBCは分析した。

これはシーア派の早期直接選挙要求を遮断しながら、宗派間の内紛も激化させるというアルカイダの戦略と一致する。BBCは「イラクで広範囲に支持を受けていない臨時政府が樹立すれば、過渡統治委員会よりも統治能力がさらに劣る危険性がある」と指摘した。



異鎭  leej@donga.com