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天皇杯決勝戦に最後を賭ける 京都の朴智星

天皇杯決勝戦に最後を賭ける 京都の朴智星

Posted December. 29, 2002 22:32,   

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「元日に行われる鹿島アントラーズとの決勝戦で勝利の主役になります」

「京都の星」朴智星(パク・チソン・21・京都パープルサンガ)は新年を前に決意を新たにしている。彼は新年には京都を離れ、W杯の際に自分を育ててくれたフース・ヒディンク監督(オランダ)が率いるPSVアイントホーフェン入りする。しかし、その前にやるべきことがある。最後にこれまでの京都のファンの声援に応えることだ。

その舞台になるのが元日に東京・国立競技場での第82回天皇杯全日本選手権の決勝戦。京都は28日にサンフレッチェ広島を2—1で破り、史上初の決勝進出に成功した。 朴智星は先発出場して活発なプレーでチームの勝利に貢献した。決勝戦の相手チームは 崔龍洙(チェ・ヨンス)が所属するジェフ市原を2—0で破って決勝に進出した鹿島アントラーズ。

現在、朴智星の体の調子は最悪だ。W杯以降、疲労が溜まっている上、最近右ひざが故障してしまったのだ。朴智星は25日に行われた名古屋グランパス戦に先発出場したが、試合後半の終了直前にひざの痛みを訴え、交代を求めた。普段、試合途中に交代を求めることがほとんどない朴智星としては異例のことだった。28日の準決勝でも後半に交代した。

しかし、Jリーグに進出して2年7ヵ月の最後を華やかに飾るのは、彼にとって何よりも重要なことだ。朴智星は「京都が創団以来はじめて優勝を目前にしているだけに、自分のことだけを考えるわけには行かない。ひざの具合はよくないが、優勝の主役になって有終の美を飾りたい」と話している。

朴智星は決勝戦が終わった後、すぐにオランダに渡り、メディカルテストを経てアイントホーフェンに入団する。21日には3年6ヵ月間の契約金100万ドル、年俸100万ドルなど計450万ドル(約54億ウォン)でアイントホーフェンと契約した。



梁鍾久 yjongk@donga.com