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ポスコ、韓国初の二次電池用リチウム工場を着工

ポスコ、韓国初の二次電池用リチウム工場を着工

Posted February. 16, 2016 08:29,   

Updated February. 16, 2016 08:40

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ポスコ(POSCO)が韓国企業としては初めて、二次電池用リチウムの生産に着手する。

ポスコはアルゼンチン・サルタ州で14日(現地時間)、権五俊(クォン・オジュン)会長(写真)や州関係者などが出席する中、業務用リチウム生産工場の着工式を開いたと、15日に明らかにした。同社は今年初め、リチウム生産の最適地とされるポスエロス池の採掘権を持つアルゼンチンのリテア社と原料供給契約を締結した。海抜4000メートル・面積106平方キロメートルに達するポスエロス池には、150万トンのリチウムが埋蔵されていると言われる。

ポスコは、現地工場で二次電池用高純度リチウムを年間2500トン生産する計画だ。電気自動車一台分のバッテリ原料としてリチウム約40キロが使われることを考慮すると、電気自動車6万台分のバッテリを生産できる量だ。

現地工場には、リチウム抽出に1年以上かかっていた従来の工法に代わって、化学反応を通じて抽出期間を一ヵ月に短縮したポスコ独自の画期的な技術が採用される。ポスコは2010年「高効率の抽出技術」開発に成功して以来、最近はリチウムのテスト生産量を200トンまで増やし、経済性を計測してきた。

韓国では現在、二次電池用リチウムの全量を輸入に頼っている。2014年ベースの韓国のリチウム輸入量は約1万5000トンだ。ポスコの関係者は「まだ業務用リチウムの本格的な生産を開始していないが、供給契約を打診する二次電池メーカーがある」と明らかにした。権会長は15日(現地時間)、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領と面会する計画だ。



정민지기자 チョン・ミンジ記者 jmj@donga.com