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トランプ氏、「韓日を助けるために多くの金を使っている」駐留経費負担圧力

トランプ氏、「韓日を助けるために多くの金を使っている」駐留経費負担圧力

Posted September. 06, 2019 08:46,   

Updated September. 06, 2019 08:46

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トランプ米大統領が4日(現地時間)、米国が全世界のために多くの金を使っていると不満を示し、韓国や日本を取り上げた。今月半ばから駐留経費負担交渉が本格化する予定の韓国をはじめ主な同盟国に多くの負担を迫る狙いがあるとみえる。

トランプ氏は同日、ホワイトハウスで記者団から中国との南シナ海をめぐる対立について質問を受け、同盟国の協力に触れ、「私たちは日本や韓国、フィリピンを助けるために多くの金を使っている」と述べた。そして、「これらの国が私たちのために多くのことをしていない」とし「私たちは世界の多くの人々を助けているが、彼らは絶対に感謝していない」と述べた。また、「彼らに感謝するよう求める指導者を見たことがない」と不満を述べた。

韓米連合司令部の戦時バンカーと在韓米軍空軍基地の2ヵ所に配分された米軍の建設プロジェクト関連資金の執行が中止になったのも、駐留経費負担増額を迫る要因として作用するとみえる。米国防総省は同日、不法移民の流入を阻止するための国境の壁の建設に36億ドル(約4兆3450億ウォン)規模の軍予算を承認した。このため資金執行が延期になる127の軍事施設関連プロジェクトには、韓国の京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)タンゴ指揮所と全羅北道群山市(チョンラプクト・グンサンシ)の米空軍基地の無人航空機格納庫建設事業が含まれている。これらに配分された予算は7050万ドル(約850億ウォン)。

トランプ政権は最近、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)、スティルウェル国務次官補(東アジア太平洋担当)、エスパー国防長官の相次ぐ訪韓で、在韓米軍の維持に年間48億ドルが必要だとして、従来の負担額の最大5倍にのぼる請求書を突きつけたという。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com