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韓国の貨物船、シンガポール海峡で海賊に襲われる

韓国の貨物船、シンガポール海峡で海賊に襲われる

Posted July. 23, 2019 08:39,   

Updated July. 23, 2019 08:39

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シンガポール海峡付近を航行していた韓国の貨物船が海賊の襲撃を受け、乗組員が暴行を受け、現金を奪われた。

22日、海洋水産部によると、同日午前4時25分頃(韓国時間)、シンガポール海峡から北東に約100マイル(約160キロ)離れた海上を航行していた韓国籍の貨物船「CKブルーベル」(4万4132トン)が海賊の襲撃を受けた。一般の貨物船は通常15ノットの速度で航行するが、海賊は20ノット以上のスピードボートに乗って追いつき、7人の海賊が貨物船に乗り込んできた。

海賊のうち1人は銃を持ち、2人はナイフで船員を威嚇したという。船長と2等航海士2人が打撲を負った。海賊は現金1万3300ドルや乗組員の服、靴、携帯電話など持ち物を奪い、約30後の4時55分頃、逃走した。海洋水産部関係者は、「貨物船に乗り込んですぐに船長室に行き、金庫を狙うなど、初めから現金目当ての海賊のようだった」とし、「2人が負傷した以外には人命の被害はない」と説明した。

CKブルーベルには、韓国人4人とインドネシア人18人の計22人の乗組員が乗っていた。ブラジルでとうもろこし6万8千トンを載せた後、シンガポールで燃料を補給し、仁川(インチョン)に向かっていた。貨物船は30日に仁川港に入港する予定だ。

海洋水産部は、「船会社のセキュリティ責任者全員に海賊襲撃について伝え、事件海域の付近を航行する韓国籍船舶7隻に海賊に対する警戒強化を指示した」と明らかにした。海洋警察庁はCKブルーベルの船会社に海賊の指紋など証拠を確保するよう要請し、貨物船が入港し次第、正確な事件の経緯を捜査する方針だ。


柳原模 onemore@donga.com