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先進国の油断に…コロナの世界致死率は5.5%

先進国の油断に…コロナの世界致死率は5.5%

Posted April. 07, 2020 08:04,   

Updated April. 07, 2020 08:04

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5.5%。6日現在、全世界の新型コロナウイルス感染症の致死率だ。発症当初、世界保健機関(WHO)などの国内外の専門家らが予想していた1〜2%をはるかに超えるレベルと言える。初期対応に失敗したという中国の致死率(4.1%)よりも高い。国ごとに高齢者と基礎患者の死亡が多いことは同じだが、致死率の差が大きいのが特徴である。

統計集計サイト・ワールドオーメーターなどによると、全世界の累積感染者は6日の時点で127万4853人で、死者は6万9488人である。感染者が5000人を超える国のうち、イタリアの死亡率が12.3%と最も高い。続いて、英国(10.3%)、オランダ(9.9%)、スペイン(9.6%)、フランス(8.7%)など欧州諸国の致死率が高かった。イスラエル(0.6%)、豪州(0.7%)、ロシア(0.8%)、ドイツ(1.6%)などは低かった。米国は2.9%、韓国は1.8%だ。

致死率のばらつきの原因は、診断テストの範囲、医療インフラの違いなどである。イタリアは公共医療への政府の低い投資、病床と人工呼吸器などのインフラ不足、高い高齢者の割合などが致死率を高めた原因として挙げられる。医療システムが対応できないほど患者が急速に増えて、適時に治療を受けられずに死亡した患者が多数である。医療システムが正常に稼動するという条件の下で新型コロナウイルス自体のリスクを分析した時、韓国の致死率が予想数値に最も近いというのが専門家たちの判断だ。


朴星民 min@donga.com · 金潤鍾 zozo@donga.com