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文大統領、「複合危機大邱に特段の支援を講じる」

文大統領、「複合危機大邱に特段の支援を講じる」

Posted February. 26, 2020 08:16,   

Updated February. 26, 2020 08:16

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大後、初めて大邱(テグ)を訪れ、「この地域は複合危機地域になりつつある」とし、「特段の支援を講じている」と述べた。

文大統領は同日、大邱市庁の状況室で開かれた「新型コロナ対応大邱地域特別対策会議」で、「大邱慶尚北道(キョンサンプクト)の状況を非常事態と見ている。大邱だけの問題ではなく、大韓民国の問題、国民全体の問題だと考えている」とし、このように話した。文大統領は、「そのような姿勢で政府が臨んでいることを認識してほしい」とし、「今晩から丁世均(チョン・セギュン)首相が中央災害安全対策本部長として直接ここに常駐し、現場を陣頭指揮する」と述べた。新型コロナ感染者が増加しているうえ、政府の「大邱コロナ」に続き、与党「共に民主党」の「大邱封鎖」発言で、大邱・慶尚北道地域の民意が動揺しているため、収拾に出たとみえる。文大統領の大邱訪問は、18日に大邱で初めて感染者が発生して1週間後になされた。

文大統領はさらに、「今週中に感染者の増加傾向に明確な変曲点を作り出さなければならない」と強調した。そして、「状況が非常に厳しいので、特別災害地域宣言だけでは十分でない」とし、「特別交付税を大幅に支援し、それでは不十分なので、追加更正予算を通じて財源を確保する」と述べた。

権泳臻(クォン・ヨンジン)大邱市長は会議で、「大統領がマスク500万枚を支援してくださればと切実に願う」とし、「(新天地教会信者のうち)調査拒否者は厳罰にする」と述べた。これに対して文大統領は、「昨日も大邱に100万枚、今日もそれより多くの量が来る」とし、「(マスクの)買い占めや売り惜しみがあると、砂浜から水が抜けるようになるため、実効的な対策が必要だ」と強調した。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com