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政府、北朝鮮に「500万ドルの人道支援」

政府、北朝鮮に「500万ドルの人道支援」

Posted December. 07, 2019 08:28,   

Updated December. 07, 2019 08:29

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政府が、北朝鮮に500万ドル(約59億5千万ウォン)の人道支援を実施すると発表した。約1300億ウォン規模のコメ支援(5万トン)を北朝鮮が拒否している状況で、追加の南北関係改善カードを取り出したのだ。

統一部は6日、南北交流協力推進協議会を開き、世界保健機関(WHO)の北朝鮮に対する妊婦・幼児保健支援事業に500万ドルを支援することを明らかにした。支援金は、北朝鮮内の産婦人科・小児科病院に対する機関評価、医療スタッフの教育および研修、応急および手術装備の購入に使われる。政府がWHOを通じて北朝鮮の母子保険事業に支援するのは、2014年以来5年ぶり。これとは別に、保健福祉部の韓国国際保健医療財団(KOFIH)が推進する「北朝鮮の児童および障害者支援事業」(事業費15億4200万ウォン)も、南北交流協力推進協議会を通じて北朝鮮への支援が推進される。

政府は今年、北朝鮮へのコメ支援を推進し、6月に800万ドル(約95億2千万ウォン)の人道支援金を世界食糧計画(WFP)とユニセフを通じて伝えたが、北朝鮮は金剛山(クムガンサン)の韓国側施設の撤去など圧力を強めている。統一部は、「南北関係の状況に関係なく国際機関を通じた人道支援を安定的に推進していく」と明らかにした。


黃仁贊 hic@donga.com