Go to contents

孫興民「腕が痛くて走れないと言いたくなかった」

孫興民「腕が痛くて走れないと言いたくなかった」

Posted March. 27, 2020 08:27,   

Updated March. 27, 2020 08:27

한국어

「腕が痛くて走れないと言いたくなかった」

イングランド・プレミアリーグ(EPL)、トッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=28、写真)は右腕をケガした状態で最後まで出場した先月16日、EPLアストン・ヴィラ戦をこう振り返った。当時、右腕橈骨を骨折した孫興民

アストン・ヴィラ戦の前半31秒に相手DFと衝突した孫興民は、右腕で地面を支えながら落ちる過程でケガをした。孫興民は「試合途中も痛みを覚えた。しかし重要な試合だったので、グラウンドに残ってチームを助けたかった」と話した。当時トッテナムは、FWハリー・ケインがハムストリング負傷で離脱していたため、孫興民は事実上唯一のストライカーとしてチームの攻撃をけん引していた。

強い責任感の中でフル出場(ロスタイム入れて100分)しながら2ゴールを決める闘魂を発揮した孫興民は、トッテナムに3-2の勝利をもたらした。しかし3年前も右腕橈骨をケガしている孫興民は、病院で精密検査を受けて衝撃を受けた。孫興民は「病院でX線検査を受けた後(骨が折れた)写真を見た。信じられない悲しい話だった」と語った。

トッテナムは孫興民が抜けた後の6試合で未勝利の沼(2分け4敗)に陥り、欧州チャンピオンズリーグ(CL)とイングランド・サッカー協会(FA)カップでも敗退した。孫興民は「ライプツィヒ(ドイツ)との欧州CL決勝トーナメント1回戦(2戦ともトッテナム敗戦)とロンドンのライバル、チェルシーとのプレミアリーグ戦(1-2の敗戦)に出れなかくて悔しかった」と話した。

新型コロナウィルスの感染拡大でリーグが中止となった中、孫興民はシーズン中に復帰するために最善を尽くしている。孫興民は「手術以降4週が過ぎた。最大限早く復帰するために必死でリハビリをしている」と語った。早く復帰したいけど新型コロナから健康を守ることが第一と言う孫興民は、「試合をする時の感じが懐かしい。しかし今はサッカーよりも皆の健康を守ることが一番重要な時期だ」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com