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海外では電子ブレスレットと携帯電話で隔離者を監視

海外では電子ブレスレットと携帯電話で隔離者を監視

Posted March. 27, 2020 08:07,   

Updated March. 27, 2020 08:07

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世界の各国では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための自主隔離を管理するために、携帯電話の位置追跡、電子ブレスレットの付着、「自撮り」など、様々な手段を導入している。

台湾は、「電子フェンス(electronic fence)」と呼ばれる携帯電話の位置追跡システムで自主隔離者を管理している。携帯電話の位置が住所地から一定距離以上離れたり、携帯電話の信号が15分以上取れなければ、地域の公務員や警察にアラームが届き、15分以内に住所地に連絡したり、直接訪問する。

香港では19日から、海外からの入国者を含む自主隔離者に対して14日間の電子ブレスレット着用を義務付けた。電子ブレスレットのQRコードを携帯電話のアプリに繋げて、隔離者の位置が自動的に保健当局に報告される仕組みだ。

ポーランドは20日から、自主隔離者に対して、警察の不意の訪問を受け入れたり、自撮りで報告する方法のうち、一つを選択するようにした。自主隔離者の確認用として開発した自撮り用アプリで写真を撮って、実際に自宅にいることを証明する方式だ。アプリを通じて自撮り要請が届いてから20分以内に応答しなければ、警察にアラームが届く。

ロシアは、顔認識カメラを活用して自主隔離者の動線を確認する。25日、米紙ワシントンポストによると、モスクワ警察は17万8000個以上の顔認識カメラをモニタリングに活用している。

ニューヨークタイムズは、「プライバシーが多少侵害されても、デジタル監視を強化して防疫に成功した香港や台湾などを見て、英国やドイツ、イタリアも、このような案を検討している」と伝えた。一方、「ビッグブラザー」の出現を懸念する声も少なくないと、BBCは伝えた。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com