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バムガーナーがアリゾナと5年998億ウォンで契約、柳賢振の新天地は?

バムガーナーがアリゾナと5年998億ウォンで契約、柳賢振の新天地は?

Posted December. 17, 2019 08:35,   

Updated December. 17, 2019 08:35

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今年メジャーリーグの自由契約選手(FA)市場で柳賢振(リュ・ヒョンジン=32)、ダラス・カイケル(32)とともに左腕「ビッグ3」に挙げられるマディソン・バムガーナー(30)の新天地が決まった。

バムガーナーは16日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと5年8500万ドル(約998億ウォン

でFA契約を結んだ。ゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース=9年3億2400万ドル)、スティーブン・ストラスバーグ(ワシントン・ナショナルズ=7年2億4500万ドル)、ザック・ウィーラー(フィラデルフィア・フィリーズ=5年1億1800万ドル)と大型投手の巨額契約が相次いで結ばれる中、バムガーナーまで新天地が決まったことを受け、柳賢振の契約規模にも注目が集まっている。

サンフランシスコ・ジャイアンツの看板投手だったバムガーナーは、2010年、2012年、2014年にサンフランシスコの3度のワールドシリーズ制覇をけん引した。2014年にはチャンピオンズリーグ(CL)とWSのMVPに選ばれた。バムガーナーは柳賢振より二つ若いが、2017年にバイク事故で負傷した影響などで球威が落ちた。今季は9勝9敗、防御率3.90を記録した。同じく左腕で30代序盤の年齢に負傷した経験など似ているところが多いことから、柳賢振と同じくらいか低い金額での契約が予想されていた。

バムガーナーが予想を下回る金額で契約したことが、柳賢振の市場価値にも影響を及ぼすだろう、との見方が出ている。今年の成績では柳賢振が14勝5敗、防御率232とバムガーナーを大きく上回っているが、肘や肩、太もも内転筋などでケガが多かった上、年齢もバムガーナーより高いことから、柳賢振の価値を低く評価する向きもある。MLBの公式ホームページは、今季FAランキングでバムガーナーを5位、柳賢振を7位と評価した。

しかし、超大物投手たちの新天地を早くも決定したことは、柳賢振にとっては有利な状況となっているとの分析もある。今年のFA市場で先発投手の補強が切実だったチームが、残り少ない大物投手を巡って争奪戦を繰り広げる可能性があるからだ。柳賢振との契約を狙っていた球団には、ロサンゼルス・エンゼルス、トロント・ブルージェウズ、ミネソタ・ツインズ、シカゴ・ホワイトソックスが挙げられる。古巣ロサンゼルス・ドジャースも再契約の余地を残している。

柳賢振の契約規模は、「スーパーエージェント」スコット・ボラス氏の手腕にかかっている。ボラス氏は、ウィンターミーティング期間だった10日から12日まで、ストラスバーグ、コール、アンソニー・レンドン(エンジェルス)の巨額契約が次々と取り付け、合計1兆ウォンの契約をまとめた。ソン・ジェウMBCスポーツプラス解説委員は、「来季の成績アップを目指す球団が増えてから、良い選手を早く獲得したいという雰囲気が作られている。残り期間、先発投手を求める2、3チームくらいが争奪戦に名乗りを挙げることになれば、柳賢振の価値は大きく上がる可能性もある」と見方を示した。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com