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新しい亀裂が見つかったボーイング機、徹底点検で空の安全責任を負うべきだ

新しい亀裂が見つかったボーイング機、徹底点検で空の安全責任を負うべきだ

Posted November. 09, 2019 08:35,   

Updated November. 09, 2019 08:35

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航空機胴体から亀裂が見つかって安全点検中のボーイングB737NG機種で、その亀裂と他の新しい亀裂が見つかった。米ボーイング社が、各国に対して新しい亀裂についての点検を要請することが知られ、先月、優先的に安全点検を終えたB737NG42台も再点検が避けられない状況となっている。年内に韓国国内で運航しているB737NG150台の全数調査を終えようとしていた国土交通部(国土部)の計画も支障が予想される。乗客たちは、直ちに飛行機に乗るか、乗らないか不安が高まっている。

新しい亀裂は、先に発見された亀裂と同じように、胴体と翼を接続するピックル・フォークという部分で発生した。航空専門家は、墜落事故を起こしたB737マックスのソフトウェア誤動作と違って、B737NGの微細な亀裂は、整備さえうまくやれば致命的な欠陥ではないとみている。しかし、格安航空会社の主力機種である上、老朽機種が多いことが懸念となっている。国土部の二度の安全点検の結果、累積飛行回数が2万6000回以上を記録した64台のうち、17%(11台)から亀裂が見つかった。世界的に1130台のうち、4.7%(53台)から亀裂が発生したことに比べれば、高い比率である。それだけ国内で老朽化した航空機が多く運航されるという意味である。

航空機はどんなに些細な欠陥もあってはならない。事故が起これば、大惨事につながるからだ。航空機の運航停止により、航空会社の被害が膨らむことは残念だ。しかし、安全コストを削減しようとして起きた人災がどれほど大きな犠牲を生むか、これまで韓国社会は十分経験してきた。国土部は、徹底した安全点検を監督管理して、空の上の安全に責任を負わなければならない。


禹慶姙 woohaha@donga.com