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安倍内閣の閣僚、また辞任

Posted November. 01, 2019 08:59,   

Updated November. 01, 2019 08:59

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31日午前9時5分、東京都千代田区の首相官邸。安倍晋三首相が沈痛な表情で頭を下げ、「責任を痛感している」と述べた。安倍氏は1時間前、河井克行法相の辞表を受理した。9月11日の内閣改造から2ヵ月も経たずに閣僚2人が辞任し、安倍氏の立場が揺らいでいるという分析が出ている。

NHKなどによると、河井氏の妻の河井案里参議院議員は7月の参院選挙の時、運動員として活動した13人に日当として法律の規定の2倍の3万円(約32万ウォン)を支払った疑いを受けた。先月30日、時事週刊誌「週刊文春」の電子版がこの疑惑を報じると、河井氏は直ちに辞意を表明した。河井氏は、「報道はあずかり知らないところだが、国民の法務行政への信頼が損なわれてはならない」とし、辞任の理由を説明した。安倍氏は同日、後任に森雅子自民党参院議員を起用する方針を決めた。

先月25日には、菅原一秀前経済産業相が地元住民への金品提供の疑いで辞任した。2週連続で閣僚が辞任する異例の事態に、2012年12月の第2次安倍政権発足後、最大の危機を迎えたという声が出ている。

安倍氏は06~07年の第1次政権の時も、政治資金問題で多くの閣僚が辞任し、大きな危機を迎えた。ただ、疑惑が起こった閣僚の辞表をすぐに受理し、本人が出て謝罪する姿は過去とは異なる。世論の悪化による辞任を繰り返さないためとみえる。

朝日新聞は、「自民党内からも政権の緩みを指摘している」と報じた。野党は、自民党の実力者である萩生田光一文部科学相の辞任も求めている。いる。萩生田氏はあるテレビ番組で新しい英語試験の導入で受験機会に不公平が生じる点を問われ、「自分の身の丈に合わせてがんばってもらえば」と発言し、激しい批判に受けた。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com