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米がTHAADの準中距離弾道ミサイル迎撃テスト、北のICBM発射から2年ぶり

米がTHAADの準中距離弾道ミサイル迎撃テスト、北のICBM発射から2年ぶり

Posted September. 03, 2019 08:56,   

Updated September. 03, 2019 08:56

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米国が先月30日(現地時間)、高高度ミサイル防衛システム(THAAD)で準中距離弾道ミサイル(MRBM)の迎撃テストを実施したことが2日、確認された。北朝鮮による新型短距離兵器の連続発射に続き、MRBM以上の挑発の可能性に備えた訓練とみられる。

米陸軍とミサイル防衛局(MDA)によると、先月30日午前、太平洋マーシャル諸島のクェゼリン環礁付近の上空でTHAAD迎撃テストが行われた。THAADの迎撃テストは2017年7月以来2年ぶり。当時、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星(ファソン)14」を発射したことを受け、2日後にTHAADでMRBMを迎撃するテストが行われた。

今回のテストは、軍輸送機が空中から投下した標的用MRBMを地上の探知レーダーが捉えた後、移動式発射台から迎撃ミサイルを発射して撃墜するという内容だ。THAADのレーダーや発射台、迎撃統制所などを異なる地域に置いて実施した初の迎撃テストだと、米陸軍は説明した。05年以降実施された16回のTHAAD迎撃テストはすべて成功したと、米MDAは伝えた。

一方、北朝鮮メディアは2日、韓国政府の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定を擁護する論評を出した。労働新聞は、「日本との軍事情報包括保護協定の破棄は、ろうそく民心の勝利、ろうそく市民が成し遂げた勝利」と称えた。GSOMIA破棄に対する米国の失望と不満に対しては、「米国の内政干渉」とし、「(これが)続けば激しい反日運動が米国に向かう可能性があることを肝に銘じなければならない」と強調した。


黃仁贊 hic@donga.com