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性能と燃費はアップ、排出ガスは減少…現代自がCVVD革新技術で「エンジン革命」

性能と燃費はアップ、排出ガスは減少…現代自がCVVD革新技術で「エンジン革命」

Posted July. 04, 2019 09:27,   

Updated July. 04, 2019 09:27

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現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車が革新技術を適用して「強い力」と「高い燃料消費効率」という二兎を同時に捕まえる新しいタイプのエンジンを開発した。

現代・起亜自は3日、京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)にある「現代モータースタジオ高揚」で開かれた新技術のメディア向け説明会で、「連続可変バルブデュレーション(CVVD)」技術を世界で初めて開発し、量産車に採用すると発表した。

CVVD技術は、エンジンが空気を吸い込む吸気バルブの開閉時間を調整できる。吸気バルブが開いている時間を最適化して、シリンダに流入される空気量を制御しながら、同時に排出ガスは効率よく排出されるようにしたのが最大の利点である。既存のエンジンは、空気を吸い込むためにバルブが開かれる速度とバルブが閉まる速度が同じだった。しかし、CVVD技術を適用すれば、この速度を調節できるので、性能は4%、燃費は5%良くなり、排出ガスは12%減少する効果があると、現代自は説明した。

現代・起亜自は同日、初めてCVVD技術を適用した「スマートストリームG1.6T-GDi」エンジンを公開した。このエンジンは、排気量が1598ccの4気筒ガソリンターボエンジンで、最高出力は180馬力、最大トルクは27.0kgf・mの性能を実現した。エンジンで燃焼された排気ガスの一部を再びエンジンで再循環させて燃費改善に役立つ「低圧排気ガス再循環システム(LP EGR)」も韓国国内で初めて採用した。

現代自は、このエンジンを下半期発売予定の新型ソナタターボを皮切りに、高性能ターボモデルに順次適用する予定だ。現代・起亜自動車のアルバート・ビアマン研究開発本部長(社長)は、「世界初のCVVD技術は、パワートレインの分野で競争力を強化させる良いきっかけになるだろう」とし、「自動車産業のパラダイムを変える最先端技術を継続的に開発する計画だ」と語った。


裵碩俊 eulius@donga.com