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貿易戦争の拡大か休戦か、G20外交戦開幕

貿易戦争の拡大か休戦か、G20外交戦開幕

Posted June. 28, 2019 08:15,   

Updated June. 28, 2019 08:15

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世界の主要国の首脳が総出動する主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議が28日、大阪で始まる。2日間開かれる今回のG20首脳会議の公式議題は、世界経済、不平等、環境汚染だが、世界の耳目は首脳たちが繰り広げる「グローバル外交戦争」に注がれている。

特に、貿易戦争を行っているトランプ米大統領と中国の習近平国家主席は会議2日目の29日午前11時30分に首脳会談を開き、貿易談判を行う。今回の米中首脳会談は、今年下半期の世界金融市場と経済を左右する分岐点になるとみられ、注目される。金融市場では、米中首脳が貿易交渉の再開に合意し、追加の関税賦課を保留するという観測が優勢だが、決裂すれば世界経済に大きな影響を及ぼすことが予想される。トランプ大統領は、フォックスビジネスとのインタビューで、「もし私たちが合意できなければ、もし事がうまくいかなければ、私は非常に相当な(very significant)追加関税を(中国に)課すだろう」と明らかにした。

金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と先週首脳会談をしたのに続き、27日に大阪に到着した習氏は、正恩氏のメッセージを伝えて北朝鮮核問題を各首脳と議論すると予想される。

議長国代表でG20首脳会議を主催する安倍晋三首相は、27日午前に大阪に出発する前に東京の羽田空港で記者団に、「国際社会で対立が強調されるが、日本が議長国として意見の相違より一致点と共通点を見出したい」と話した。


朴湧 parky@donga.com