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米ワーナー・ブラザーズ 初の女性CEOを選任

米ワーナー・ブラザーズ 初の女性CEOを選任

Posted June. 26, 2019 08:13,   

Updated June. 26, 2019 08:13

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米有名映画制作会社ワーナー・ブラザーズ(WB)が24日(現地時間)、新しい最高経営責任者(CEO)として、BBCの出身アン・サーノフ(57・写真)を迎え入れた。女性CEOがワーナー・ブラザースを率いるのは、1923年の設立後96年ぶりに初めてのことだ。彼女の前任者である日系のケビン・ツジハラ元CEOは、映画出演を条件に女優に性関係を要求した疑いで、3月辞退した。

米ジョージタウン大学とハーバード大学経営大学院で経営を専攻したサーノフは、BBCアメリカとBBCワールドワイドの戦略と番組販売部門でキャリアを積んだ。特にBBCの人気ドラマ「ドクター・フー」に関する小売流通事業で1億ドル(約1200億ウォン)の売上を上げるなど、有料視聴者の増大に大きな役割を果たしたという評価を受けた。彼は米紙ニューヨークタイムズ(NYT)とのインタビューで、「お客様が必要とするブランドの潜在力と可能性を引き出す能力があると思う」と自信を見せた。

一部では、ワーナー・ブラザーズの親会社、AT&Tが映画ビジネス経験の全くないサーノフをワーナーの新しいキャプテンに選んだのは、日々膨らんでいるストリーミング市場を狙った布石と見ている。

AT&Tは来年、ワーナーメディアグループ全体にネットフリックスのような動画ストリーミングサービスを導入する計画を明らかにした。


チョン・チェウン記者 chan2@donga.com