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機内の紙コップやナプキンもエコ素材に、「グリーンクルー」キャンペーン

機内の紙コップやナプキンもエコ素材に、「グリーンクルー」キャンペーン

Posted May. 14, 2019 08:53,   

Updated May. 14, 2019 08:53

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「私も『グリーンクルー』になりたいです」

最近、済州(チェジュ)航空運航本部運航品質チームのユ・ハヨン運航品質審査管理担当は、予想外の電話を受けた。ユ担当は、済州航空のパイロットたちの自主的炭素削減キャンペーン「ホッキョクグマを生かすプロジェクト」を支援している。ユ担当は、「特別な『広報活動』をしていなかった期間中も、連絡先を見つけて、炭素削減運航に志願したいというパイロットの方々が少なくない」と話した。

2017年、機長が柱となって進められたホッキョクグマを生かすプロジェクトは、最近、全社的環境保護キャンペーンへと拡大している。炭素削減運航の会に志願するパイロットが増えたことで、他の役員や社員も「グリーンクルー」に興味を持つようになったのだ。済州航空は、すべての従業員がグリーンクルーになれるように、今年1月からホッキョクグマ・プロジェクトの名で、様々な環境保護キャンペーンを展開することにした。

代表的な活動は、使い捨て用品を減らす運動だ。済州航空は今年1月、紙コップやナプキンなど、機内で使う使い捨て用品をエコ素材の製品に変えることにした。済州航空が昨年機内で使った使い捨ての紙コップは840万個に上る。済州航空は、これを環境にやさしい素材の紙コップに変えた。漂白していない天然パルプを使い、紙コップの水が濡れないようにする化学成分を除去した。

また、乗客がタンブラーを用いて客室内エアカフェのコーヒーを注文すれば、1000ウォンを割引する。済州航空の社内カフェ「モドゥロック」でも冷たい飲み物の販売に使っていたプラスチックの使用を中止した。2月は、役員や従業員にタンブラーをプレゼントして、使い捨ての紙コップやプラスチックカップの使用を控えるキャンペーンに参加するようにした。環境部によると、使い捨ての紙コップ1個を使うたびに、温室効果ガス約6.9グラムが発生する。紙コップをより少なく使うだけでも、二酸化炭素の削減運動に参加することになる。

済州航空の関係者は、「小さな変化を通じて役員、従業員、会社、顧客のすべてが環境に対する認識を新たにできるように、さまざまなサービスを開発していきたい」と語った。


金玹秀 kimhs@donga.com