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第2次安倍内閣、補欠選挙で初めての敗北、リーダーシップに傷

第2次安倍内閣、補欠選挙で初めての敗北、リーダーシップに傷

Posted April. 23, 2019 08:22,   

Updated April. 23, 2019 08:22

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「単に選挙の敗北が問題ではない。安倍晋三政権に否定的な事件が相次いで起きており、ムードが非常に良くない」

日本の外交筋は22日、自民党内のムードをこのように伝えた。最近、韓国との水産物紛争で一撃を受けた安倍政権が、21日の大阪および沖縄補欠選で敗れ、リーダーシップと国政掌握力に打撃を受けたという意味だ。

自民党候補らは21日の選挙ですべての野党候補に敗れた。安倍首相が直接、選挙前日に応援遊説を行った大阪の選挙でも地域政党である日本維新会の壁を越えることができなかった。沖縄では、普天間米軍基地飛行場の県内移転に反対する世論が威力を発揮した。

2012年末に第2次安倍内閣発足後7回の補欠選挙で安倍政権が敗れたのは今回が初めて。度重なる勝利で「選挙の安倍」と呼ばれていただけに安倍氏には当惑する結果だ。朝日新聞は22日、安倍氏が「自民党として、一人一人が結果を胸に、今一度身を引き締めていかなければならない」と敗北を認めたと伝えた。

閣僚の相次ぐ失言や辞任も自民党内の危機感を大きくしている。首相と麻生太郎副総理の地元事業なので「国直轄の調査に引き上げた」と「忖度発言」をした塚田一郎前国土交通省副大臣、「東日本大地震の復旧よりも与党政治家のほうが重要」という趣旨の発言をした桜田義孝前五輪担当相が代表的だ。

朝日新聞は、安倍政権が来月1日の新天皇の即位や6月末の大阪での主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議で実績を出し、7月の参院選での反転を期待していると予想した。その過程で、安倍氏が支持層である右翼の結集に向けて韓国に対して強硬な態度に出る可能性が高いという観測も流れている。

21日に実施された統一地方選挙では、異色の候補が当選し、注目された。東京新聞によると、東京都渋谷区議選では、女性アイドルグループ「仮面女子」で活動していた橋本ゆき氏(26)が当選した。2016年に東京大学文学部を卒業し、「東大アイドル」としても有名だ。定員が15人の静岡県熱海市議会選では、91歳の山田治雄議員が連続12回目の当選を果たした。現在、日本最高齢市議会議員だ。