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ベールを脱ぐ昌徳宮熙政堂…来月3日から一般公開

ベールを脱ぐ昌徳宮熙政堂…来月3日から一般公開

Posted March. 28, 2019 08:12,   

Updated March. 28, 2019 08:12

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伝統建築と近代文物の調和を披露する昌徳宮(チャンドクグン)熙政堂(ヒジョンダン)の内部が、来月から一般に正式公開される。文化財庁は、「普段観覧が制限されていた熙政堂の内部を見学する特別観覧プログラムを来月3日から始める」と、27日明らかにした。

宝物第815号である熙政堂は、昌徳宮の宣政殿(ソンジョンジョン)と大造殿(テジョジョン)の間にある殿閣で、王と王妃が生活する內殿領域に属する。本来の名称は、崇文堂(スンムンダン)だったが、1496年、「明るい政事を行う」という意味を持つ現在の名前に変わった。

熙政堂は1917年の火災で焼失したが、1920年に再建された。この過程で、当時の西洋式ライフスタイルを適用して、伝統と現代が調和する空間へと変わった。代表例として、自動車で乗りつけやすいように玄関を設け、建物の建具は韓紙ではなく窓ガラスで仕上げた。また、様々な照明と欧州風家具で内部を飾り、モダンなトイレとボイラーを設置した。文化財庁は、熙政堂内部を100年前の姿で整備し、現代に入って変形したり老朽化したりした設備を交換する事業を進めている。

今回の特別観覧は、上半期は5月25日まで、下半期は9月4日から10月26日まで毎週水・土曜日午前10時30分と午後2時に行われる。予約は29日午後2時から可能である。1回の定員は10人、観覧料は1万ウォン。


柳原模 onemore@donga.com