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大物FAヤン・ウィジ、NCと4年125億ウォン契約

大物FAヤン・ウィジ、NCと4年125億ウォン契約

Posted December. 12, 2018 07:55,   

Updated December. 12, 2018 07:55

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「リンウィジ(NCソフトのオンラインゲーム『リネージュ』とヤン・ウィジの合成語)が現実のものになった。正捕手不在で苦しんでいたプロ野球NCは、リーグ最高の捕手を獲得し、来季の上位圏入りに足場を築いた。

NCが11日、自由契約選手(FA)のヤン・ウィジと4年125億ウォン(契約金60億ウォン、年俸総額65億ウォン)で契約した。ロッテの李大浩(イ・デホ)の4年150億ウォンに次ぐ歴代2位の契約規模だ。捕手では三星(サムスン)のカン・ミンホの80億ウォンを大きく上回る1位だ。

NCはヤン・ウィジがチーム戦力の向上に重要な役割を果たすことを期待している。光州眞興(クァンジュジンフン)高校時代から正確な送球能力と長打力を備えた逸材として注目を集めたヤン・ウィジは、2006年に2次ドラフトの59番目に斗山(トゥサン)に入団。2010年に新人王を受賞してからリーグを代表する捕手に位置付けられた。韓国が優勝を飾った2015年のプレミア12やジャカルタ・パレンバン・アジア大会でも代表チームの正捕手として活躍した。

球団創設以来、欠かさずポストシーズンに進出してきたが、今季はリーグ最下位という最悪の成績を記録したNCはヤン・ウイジの加入で挽回を目指す。正捕手のキム・テグンが昨年、警察庁野球団に入隊し、戦力が低下したNCとしては干天の慈雨の戦力補強だ。

NCのイ・ドンウク監督は、「(ヤン・ウィジと)電話で話した。チームのために献身したいと言っていた」とし、「ヤン・ウイジがマスクをかぶって座っているだけでも相手にはプレッシャーになる。逆に、うちの投手たちには心理的に安定感を与えるだろう。打撃でのシナジー効果も期待している」と話した。

今後、NCの若手投手たちを成長させるのにヤン・ウイジが大きな役割を果たしてくれることを期待している。斗山が、これまでハク・ドクジュやパク・チグク、イ・ヨンハら有望な若手投手を継続して排出してきた背景にはヤン・ウイジの投手リードが大きな役割を果たしたとの評価を受けている。イ監督は、「捕手が良いと、自然と投手も強くなる。投手たちがヤン・ウイジを頼りにして投げるようにしたい。他の捕手が座っても、ヤン・ウイジと似たような配球でリードするようにしたい」と話した。

一方、斗山は2年連続でフランチャイズスターをFAで逃した。斗山は昨年、ミン・ビョンホンをロッテに取られたうえ、メジャーリーグから帰って来た金賢洙(キム・ヒョンス)のLG加入も見届けた。斗山の関係者は、ヤン・ウイジにオプション10億ウォン(成績達成時に支払う条件)を入れて4年間、総額120億ウォンを提示したことを明らかにした。保証された金額だけで言うとNCより15億ウォン少ない。

斗山は、これまでFA選手を手放しながらも代役の有望株を育て上げて戦力を維持してきた。だが、今回は短期間の成長が困難な捕手であるということから、ヤン・ウイジの空白を埋めるのは容易ではないだろう、との見方が出ている。今シーズンに控え捕手としてマスクを被ったパク・セヒョクがどこまで成長するかがカギとなる。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com