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インドネシア地震、「ある地域だけで死者2千人の可能性も」

インドネシア地震、「ある地域だけで死者2千人の可能性も」

Posted October. 02, 2018 08:43,   

Updated October. 02, 2018 08:43

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先月28日、インドネシアのスラウェシ島で発生したマグニチュード7.5の地震と津波によって数千人が死亡した可能性があると、現地メディアが報じた。インドネシア当局は1日午後、844人が死亡したと明らかにしたが、多くの人ががれきの下敷きになっており、救助作業が本格化すれば犠牲者の数がさらに増えるものと憂慮されている。

 

現地の英字紙ジャカルタ・ポストは、一部地域では液状化現象が発生し、多くの住宅が土砂に埋まり、ある地域だけで約2千人が死亡した可能性があると報じた。このような観測が事実なら、死亡者の数は3千人を上回ることになる。同メディアは、津波が襲ったパルの海岸線から南に約10キロ離れた地点でこのような液状化現象が発生し、数千人が死亡したとみられると伝えた。インドネシア国家防災庁のヌグロホ報道官は、「液状化現象が多くの地域で発生し、地盤が緩んでいるとみられる」と述べた。

 

救助作業が比較的早く始まったパルでも、装備不足で迅速な救助がなされていない。米紙ニューヨーク・タイムズは、「重装備がなく、救助隊員が手で直接倒れた建物の残骸を片づけて救助した」と伝えた。パルには遺体300体を埋葬できる臨時墓地が造成された。パルのあるホテルに宿泊していた韓国人1人の行方が依然として確認されていない。

インドネシア政府が5600億ルピー(約420億ウォン)を緊急災害基金に投じる中、ウィドド大統領は1日、国際社会の支援を受けることを明らかにした。


韓基渽 record@donga.com