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「坊ちゃん」「義理の弟」などの性差別的家族呼称を見直す

「坊ちゃん」「義理の弟」などの性差別的家族呼称を見直す

Posted September. 01, 2018 07:31,   

Updated September. 01, 2018 07:31

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政府は、「坊っちゃん」と「義理の弟」のように性差別的認識が盛り込まれた家族呼称を変えていくことにした。

女性家族部は31日、男女平等の観点から、家族制度と文化を改善する方向に補完した「第3次健康家庭基本計画(2016~2020)」を発表した。東亜(トンア)日報は4月9日付の「新たに書く私たち礼儀・新禮記-気まずい親族呼称」の記事で、夫の実家の人に対しては「様」をつけながら、なぜ妻の実家のほうにはそうしないかなど、不平等な家族呼称問題を指摘したことがある。

政府は、夫の弟を「坊ちゃん」や「お嬢さん」に高めて呼ぶのに対し、妻の弟は「義理の弟」「妻の妹」と下げて呼ぶ慣行を改めていく方針だ。キム・スクジャ女性家族部家族政策課長は、「坊っちゃんという用語自体が間違っているというのではなく、男女の実家のうち、一方だけを高めて呼ぶことが問題だ」と指摘した。夫の実家は「夫のお宅」、妻の実家は「妻の家」と呼ぶことも性差別用語に挙げられる。

政府は同日の発表では、現在使われる家族呼称に代替できるだけの用語を出さなかった。これから公聴会や討論会などを通じて意見を収集する予定だ。女性家族部側は、「新しい表現を嫌う中高年世代があるだけに、無理に用語変更を推進するよりは、積極的な広報で十分な共感を先に作っていく計画だ」とコメントした。


金喆仲 tnf@donga.com