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泣き音が聞こえない…蚊も猛暑に苦しむ

Posted July. 30, 2018 09:36,   

Updated July. 30, 2018 09:36

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続く猛暑にために、日本脳炎を移す「コガタアカイエカ」の個体数が昨年より大幅に減少した。

29日、疾病管理本部によると、28週目(8~14日)に採集されたコガタアカイエカの数は平均8匹で、前年同期の28匹に比べて71.4%が減少した。平年値である45匹を基準にしては82.2%が減少し、下げ幅はさらに大きかった。コガタアカイエカは、27週目(1〜7日)も平均5匹で、昨年同期(60匹)比91.7%が減少したことが分かった。疾病管理本部は、毎年4〜10月に京畿(キョンギ)、釜山(プサン)、江原(カンウォン)などの10市道の各一カ所の地点で蚊を採集して密度を調査する。

専門家らは、日本脳炎を移す蚊が激減した原因を猛暑から求めている。天気が暑くなると、水たまりが乾くなど、産卵地が減るうえ、水温が上がると、蚊の幼虫の成長速度は速くなるが寿命は短くなる。高神(コシン)大学保健環境学部の・イ・ドンギュ碩座教授は、「日本脳炎の蚊は通常、水田や田溝で産卵するが、暑に水田が渇いて、幼虫がたくさん死んだとみられる」と語った。

猛暑が続く中、全体の蚊の数も減少傾向にある。26週目と27週目のときに、全体の蚊の数は、それぞれ平均1933匹と2404匹で、前年同期比71.4%と68.2%が増えたが、暑さが本格的に始まった28週目は、平均971匹と、かえって2.2%減少した。

蚊と違って、セミは猛暑が嬉しいのか旺盛な動きを見せている。農村振興庁によると、今年の猛暑でシタベニハゴロモの卵は平年より五日ほど早く孵化した。シタベニハゴロモの卵が見つかった地域も、昨年の77か所から、今年は80か所に増えた。より広い地域でより早く活動を始めたのだ

さらに、気温が高いほど活発に活動している亜熱帯セミも、猛暑の中、猛威を振るっている。東南アジア地域が原産であるクマゼミは、気温が27度以上の時、75~95dB(デシベル)で泣く。大型集会とデモ時の騒音レベルである。梨花(イファ)女子大学エコ科学部のチャン・イグォン教授は、「30年前はなかなか目にできなかったクマゼミが、都市のヒートアイランドと熱帯夜現象のために、今では国内で最も一般的なものとなった」と話した。


キム・ハギョン記者 チョ・ゴンヒ記者 whatsup@donga.com · becom@donga.com