潘氏は20日、韓国特派員団対象の記者会見で、「国家のためになるなら、この身を燃やしてでも努力する用意がある」と事実上、大統領選への挑戦を宣言し、疎通と統合、包容のリーダーシップを強調した。南北戦争を勝利に導いたリンカーンは、米国を代表する統合と包容のリーダーと評価されてきたという点で、今回の行動も大統領選出馬を念頭に置いていると見られている。
潘氏は同日、リンカーン墓地とリンカーン博物館を見学した後、スプリングフィールド地域の政治家たちに会い、「国民のことだけを考えたリンカーン大統領の『国民の、国民による、国民のための』政治は、米国人だけでなく全世界の多くの人々の心の中に長く残っている」とも述べた。
リンカーン博物館長が、「韓国の第16代大統領」である盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が書いたリンカーンについての著書を見せ、「リンカーンについて書いた唯一の大統領(盧武鉉)」と紹介すると、潘氏は「私を大統領外交補佐官で抜擢し、国連事務総長になるよう指導した方」と話した。
夫亨權 bookum90@donga.com