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韓国には柳熙寛、米大リーグにはマーク・バーリー

韓国には柳熙寛、米大リーグにはマーク・バーリー

Posted April. 17, 2014 03:29,   

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斗山(トゥサン)の柳熙寛(ユ・ヒグァン)の遅い球に三星(サムスン)の打者が苦戦した。最高球速が134キロの球だったが、三星打線は9回2死まで3安打を記録するのがやっとだった。柳熙寛は15日、三星との試合で9回表2死の場面で、三星のヤマイコ・ナバーロにソロホームランを打たれて生涯初の完封勝ちを逃したものの、「スローの美学」を披露した。捕手の「フレーミング」が殆ど要らないほどの制球力のおかげだ。柳熙寛は今季3試合に先発登板して2勝を収め、平均自責点2.11を記録している。

遅い球は大リーグでも通じる。もちろん、完璧な制球力に裏付けられなければならない。米国の野球コラムニストのジェフ・サリバンは、「良い投球は球速、制球、ムーブメント、予測不可能性が混在しなければならない。球速が早ければ、残りは少し劣ってもいいが、球速が今一だと、3つが長けていなければならない。トロント・ブルージェイズのマーク・バーリー(35)は、残りの3つだけで自分のキャリアを作った投手だ」と話した。

バーリーは、柳熙寛と同じ左腕投手で、最高球速は130キロ台後半だ。しかし、彼は大リーグで「地道さ」の代名詞だ。シカゴ・ホワイトソックスで00年大リーグにデビューしたバーリーは、01シーズンから13年連続1シーズン200回以上を投げて、二桁台の勝利を手に入れた。ホワイトソックス時代の09年7月24日にはタンパベイ・レイズを相手に大リーグ歴代18番目のパーフェクトゲームを達成し、ホワイトソックスのファンとして有名なバラック・オバマ米大統領から祝賀の電話を受けた。

昨年からブルージェイズで活躍中のバーリーは、今季3試合に先発登板して全勝を記録している。平均自責点も0.86に過ぎない。「スローの美学」、幸先の良いスタートだ。柳熙寛もバーリーのように地道に長持ちする投手に成長することを期待する。