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プロ野球、第9球団の創設の道が開かれた

プロ野球、第9球団の創設の道が開かれた

Posted February. 09, 2011 09:34,   

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プロ野球第9球団の創設のための道が開かれた。

韓国野球委員会(KBO)は8日、ソウル江南区道谷洞(カンナムグ・トゴクドン)の野球会館で理事会を開き、第9球団の創設基準を確定した上、創設企業とフランチャイズは兪栄九(ユ・ヨング)KBO総裁に一任した。KBOは、オンライン企業のNCソフトと昌原市(チャンウォンシ)に9球団優先交渉権を与えることにした。4月2日のシーズン開幕戦の前に、創設承認作業を終える方針だ。

これで、1982年6球団体制でスタートした韓国プロ野球は、1986年ビングレ(韓化)、1990年サンバウル(現SK)に続き、9球団時代が開かれることになった。9球団は13年1軍試合に合流する。しかし、大きな山は乗り越えたものの、選手受給など、課題は山積みの状態だ。

●新球団創設に賛成7、反対1

午前9時に始まった理事会は、1時間50分後に終わった。兪総裁は新規球団の創設について、それぞれの球団の反応を聞いた。ロッテを除く7つの球団は賛成した。反面、ロッテは「30大企業のうち一つが9球団創設の対象にならなければならない」という立場を崩さなかった。蒋炳守(チャン・ビョンス)社長は、NCソフトと昌原市が9球団優先交渉者に決定されたことについて、「我々は立場がない」と不満を示した。

●選手受給など一難去ってまた一難

NCソフトは09年売上6347億ウォンに、営業利益2338億ウォンと、資金力は十分だが、解決しなければならない課題が少なくない。最も大きな問題は選手受給。従来の8球団の大乗的な譲歩が欠かせない。野球規約には新生球団が創設したら、2年間、新入選手2人に対する優先交渉指名権が与えられる上、それぞれの球団から保護選手(20人)を除き、1人ずつ引き抜くことができる。しかし、1〜2軍を合わせて50〜60人に達する選手団規模には大いに足りない。このため、数年が経ってもマイナーリーグ(2軍)にいる選手を、現金トレードする米プロ野球のルール5ドラフト制度を導入しようという意見もある。

ここに選手団やコーチングスタッフ、フロントの構成や専用球場と宿舎の確保などを含めれば、少なくとも500〜600億ウォンがかかる。毎年100億ウォンのコストが発生する。ロッテが、大企業が新球団を受け持つべきと主張する理由である。しかし、NCソフトは「ビングレとサンバンウルの創設当時の資料を参考に十分に投資する」という見解だ。

●第10球団の創設は可能か

李相一(イ・サンイル)KBO事務総長は、「10球団創設をめぐる議論はなかった」と話した。ある球団の社長も「現在の選手受給では10球団は厳しい」と話した。しかし、9球団体制で運営される場合、毎週1チームが3試合を休むことになり、試合数が減少する問題が生じる。このため、KBOは創設を希望する2つの企業に対し、第10球団の創設を推進する方針だ。

野球関係者らは、プロ野球10球団体制に賛成している。崔東原(チェ・ドンウォン)元韓化(ハンファ)2軍監督は、「プロ野球団が多くなってこそ、アマチュア野球の底辺も広くなる。有望株がプロに進出するチャンスが、さらに増えるからだ」と話した。漢陽(ハンヤン)大学のキム・ジョン教授(スポーツ産業)は、「プロ野球団ができると、投資対比直接・間接的な効果の方がさらに大きい」と話した。直接雇用の効果が600〜1000人、地域商圏など経済効果が2000億ウォン以上になると予想した。



beetlez@donga.com