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朴賛郁監督の『オールドボーイ』、カンヌ映画祭審査委員大賞

朴賛郁監督の『オールドボーイ』、カンヌ映画祭審査委員大賞

Posted May. 23, 2004 22:47,   

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朴賛郁(パク・チャンウック、41)監督の『オールドボーイ』が23日午前(日本時間)閉幕した第57回カンヌ国際映画祭で、審査委員大賞を受賞した。審査委員大賞は、最優秀作品賞にあたるパルムドールに次いで高く評価された映画に授けられる第2位の賞で、これまで韓国映画が世界三大映画祭で受けた賞では最上位だ。

『オールドボーイ』は、02年に監督賞を受けた『酔画仙』(林権沢監督)以降、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で受賞した2度目の韓国映画になった。『オールドボーイ』は、訳も分からないまま15年間にわたって監禁されて解放された、ある男の復しゅうと懺悔を描いた映画で、崔岷植(チェ・ミンシック)、劉智泰(ユ・ジテ)、カン・ヘジョンらが共演している。

昨年11月、韓国内で封切りされ、330万人の観客を動員、興行にも成功しており、近親相姦を撮り扱った内容と残酷な描写で、社会的な議論も呼び起こした。一方、最高賞のパルムドールは、ブッシュ米大統領一家とテロリストであるウサマ・ビンラディン師グループの間の根深い事業的癒着関係を追跡し、ブッシュ大統領を批判したマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『華氏911(Fahrenheit 911))が受賞した。

監督賞は、フランス映画『エグザイルス(Exils・追放者ら)』を演出したトニー・ガトリフ監督に授けられた。主演男優賞には、日本映画『誰も知らない』で熱演した14歳の柳楽優弥君(14)が、主演女優賞にはフランス映画『クリーン(Clean)』に出演した中国俳優のマギー・チャン(張曼玉)が、それぞれ選ばれた。



李承宰 sjda@donga.com