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世界最古の種籾国内発掘確認

Posted August. 02, 2000 09:03,   

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世界で一番古い種籾(もみ)が国内で確認された。忠北大学博物館は、1998年に忠清北道オチャン科学団地旧石器遺跡A地区泥炭層で発見された種籾が、今から1万7千〜1万3千年前のものだと確認されたと2日発表した。

これまでの世界最古の種籾は1997年に中国河南省で出土した約1万年前の種籾で、韓国最古の種籾は京畿道コヤン市イルサンで1991年に出土した約5020年前の種籾であった。

李隆助(イ・ユンジョ)忠北大学博物館長は「地質学者たちと共に放射線炭素年代測定法等、精密科学調査をした結果、泥炭層の年代が約1万7千〜1万3千年と確認された。泥炭層は撹乱がほとんどない安定した層位で、ここから出てきた種籾もやはり同じ年代だ」と述べた。

出土した種籾は古代の籾と類似籾2種だ。古代の籾は長いものと短いものが混じっており、完全な種籾9粒と破片3つ、類似種籾は完全な種籾2粒、半分のものが5個、破片7個、発掘団はまた、DNA検査を通じて、現代の種籾と類似性を調査した結果、約39.6%の類似性があることが確認された。

今回の結果は朝鮮半島と東アジア稲作の起源及び、伝播研究に重要な転機になるものと見られる。李館長は、10月にフィリピンのマニラで開かれる国際米作研究所主催の国際学術会議で、このような事実を国際学会に報告する予定だ。



李光杓(イ・クァンピョ)記者 kplee@donga.com