４０代の首相が３９年ぶりに誕生した。
李明博（イ・ミョンバク）大統領は８日、辞意を表明した鄭雲燦（チョン・ウンチャン）首相の後任に金台鎬（キム・テホ）元慶尚南道（キョンサンナムド）知事を内定し、長官７人と長官級２人を交代する大規模な内閣改造に踏み切った。今回の内閣改造で、６・２地方選挙敗北後に推進されてきた党・内閣・大統領府の人的刷新が約２ヵ月ぶりに完了した。
首相に内定した金台鎬氏は今年４８歳（１９６２年生まれ）。４０代首相の誕生は１９７１年の朴正煕（パク・ジョンヒ）政権下で当時４５歳だった金鍾泌（キム・ジョンピル）民主共和党副総裁（当時）が第１１代首相に起用されて以来初めて。
李大統領は今度の内閣改造で「政権の第２人者」で、親李系（李大統領系）の座長と呼ばれる李在五（イ・ジェオ）ハンナラ党議員を７・２８再・補欠選挙での当選から約１０日ぶりに特任長官に抜擢した。また、「腹心次官」と呼ばれてきた李周浩（イ・ジュホ）教育科学技術部次官と申載旻（シン・ジェミン）文化体育観光部第１次官を、それぞれ教育科学部長官と文化体育観光部長官に昇進起用した。
李大統領は農林水産食品部長官には朴槿惠（パク・グンヘ）元ハンナラ党代表の秘書室長役を務めている親朴系（朴槿惠氏系）の劉正福（ユ・ジョンボク）議員を、保健福祉部長官には親李系の中心メンバーである陳壽姫（チン・スヒ）議員をそれぞれ内定した。雇用労働部長官には朴宰完（パク・ジェワン）元大統領国政企画首席秘書官、知識経済部長官には李載勲（イ・ジェフン）元知経部次官を内定した。
李大統領は合わせて、閣僚ではないが長官級である首相室長に林采民（イム・チェミン）元知識経済部第１次官を、中央労働委員長には鄭鍾秀（チョン・ジョンス）元労働部次官を抜擢した。一方、次官級の国税庁長には李鍱東（イ・ヒョンドン）国税庁次長が、法制処庁は鄭善太（チョン・ソンテ）「対日抗争強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者ら支援委員会」委員長がそれぞれ内定された。
yongari@donga.com
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