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政権内に強まる総選挙出馬圧力 盧大統領が督励?

政権内に強まる総選挙出馬圧力 盧大統領が督励?

Posted February. 01, 2004 23:22,   

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大統領府参謀と閣僚らに総選挙出馬を強いる空気が政権内部で強まっている。

大統領府高官は1日、「現在、大統領府と内閣では、同政権下で働きつづけるためには『馬を乗り換えなければならない』という雰囲気が作られつつある。総選挙出馬をはばかる参謀たちは『無責任だ』と圧力まで受けている」と述べ、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が「総選挙にむけて直接督励しているのではないか」という観測まで呼び起こしている。

盧大統領は「出馬するかどうかは、全面的に本人が判断する問題だ」としながらも「政治をしたいというならば、とめたりはしない」という二重の立場を取っており、今後「盧大統領の真意」をめぐる議論が拡大されるものとみられる。

▲「続ける人は、馬を乗り換えるように」〓同高官は「『総選挙以降に、大統領府・内閣で大々的な人事が行われるだろう』との見方が出ている」とし「総選挙が終われば、どっちみち、すべて変わるはずだから、政権下でもう少し働きたい人は『馬を乗り換えるべき』との雰囲気が広がりつつある」と伝えた。

同高官は「出馬を勧められた人々は、そのため頭を悩ませているのが事実だ」と強調した。「馬を乗り換える」というのは、総選挙の出馬を意味する。しかし、同高官は「盧大統領から出馬を勧められたか」との質問については「ノーコメント」とし、言及を避けた。

とくに、自身の出馬については「政治をする気はないと話したが、周りからあまりにもたくさん勧められ『もしかしたら自分の考えが間違っているのかも』という気もした」とし「しかし、他の方面でも、韓国社会の発展に寄与できると考えているため、出馬しない考えだ」と話した。その上で「大統領府に入るとき『1年だけ勤める』と話したが、総選挙への出馬を拒むことになり、申し訳ない」とも語った。

▲出馬拒否の文在寅氏らにも強い圧力〓ヨルリン・ウリ党は2月、大統領府秘書室の人事を控えて出馬を拒否している文在寅(ムン・ジェイン)大統領民情首席秘書官と鄭燦龍(チョン・チャンヨン)人事首席秘書官、朴珠賢(パク・ジュヒョン)参加革新首席秘書官らに、圧力を加えているものとされる。

大統領府のある主要関係者は「ウリ党が、『釜山(プサン)、光州(クァンジュ)の田舎者に首席秘書官のポストまで与えたのだから、大統領に恩返しをすべきなのに、自分たちのことばかり考えている』とし不満を示している」と伝えた。ウリ党の主要人物らは「権力を味わったのなら総選挙に出るべきなのに、最後まで出ないというのは、自分らだけ苦労したくないという態度ではないか」と、強い不満を吐露したとされる。

こうした雰囲気は、内閣にも広がっている。大統領府のある386(60年代に産まれ、80年代に大学に進学した人々のこと)世代の参謀は「金振杓(キム・ジンピョ)経済副首相や康錦実(カン・グムシル)法務部長官も、結局、盧大統領が抜擢した人物ではないか」とし「副首相と長官を務めたのなら、恩返しをすべきだ」と咎めた。

一方、盧大統領は、海洋水産部長官の時代に総務課長を務めた朴南春(パク・ナムチュン)国政状況室長に、最近「政治をしてみたらどうか」とし、総選挙への出馬を勧誘したもようだ。



崔永海 yhchoi65@donga.com