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イングラン・サッカー協会、小学生のヘディング練習を禁止

イングラン・サッカー協会、小学生のヘディング練習を禁止

Posted February. 26, 2020 08:38,   

Updated February. 26, 2020 08:38

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サッカーの本家、イングランドが12歳未満選手たちの安全のためヘディング練習を禁止した。2015年に米国サッカー協会が10歳未満選手のヘディングを全面的に禁止したことに次ぐ型破りの措置だ。

イングランド・サッカー協会(FA)が25日、6歳未満(U-6)から18歳未満(U―18)まで年代別にユース選手のヘディング練習のガイドラインを発表した。FAは、英国グラスゴー大学のウィリー・スチュワート博士チームや英プロサッカー選手協会(PFA)とともに昨年10月、サッカー選手のヘディングがアルツハイマー型認知症や脳損傷に与える影響に関する研究結果を発表した。

1900年から1976年までの間に生まれたプロ選手7676人と一般人2万3000人の死亡の原因を研究した結果、ヘディングを多くした選手の脳損傷リスクが一般人より最大で3.5倍まで高くなるという結果が出た。

FAは、小学生の満12歳未満まではヘディング練習を全面禁止した。12歳から18歳まではヘディング練習を段階的に増やすことができる。12歳は、月に1度のヘディング練習を認めたが、この時最大で5回までヘディングが可能だ。13歳は週1回で全5回まで、14歳から16歳までは週1回で最大10回までヘディングが可能だ。成人に近くなった17歳と18歳は回数に制限はないが、できるだけ回数を減らすことを勧告した。マーク・ブリンガムFA会長は、「反復的で不要なヘディングを減らそうとガイドラインを作成した」と話した。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com