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朴元淳市長が米CESで基調講演「スマートシティソウルのコア価値は人間中心の革新」

朴元淳市長が米CESで基調講演「スマートシティソウルのコア価値は人間中心の革新」

Posted January. 10, 2020 08:53,   

Updated January. 10, 2020 08:53

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「スマートシティソウルが追求する重要な価値は『人間中心の持続可能なイノベーション』です」

朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は8日(現地時間)、米ラスベガスで開かれた世界最大の家電・情報技術見本市「CES2020」のスペシャルセッションの基調講演で、ソウルスマートシティ技術と政策を紹介しながらこう語った。地方自治体のトップがCESの公式セッションで基調講演を行ったのは朴市長が初めてだ。

朴市長の演説のテーマは、「スマートシティソウルが目指す価値と未来像」で、急激に変化する技術を政策にどのように活用しているかを紹介した。通貨量ビッグデータを活用して最適の路線を設計した「フクロウバス」と、上岩洞(サンアムドン)に構築した「第5世代(5G)融合自律走行テストベッド」などが代表的事例だ。

ソウル全域に敷かれた独自の通信ネットワーク、無料で提供されている公共Wi-Fiのように、デジタル格差を減らす努力も紹介された。朴市長は、「より多くの生活がデジタル環境で行われるだろう」とし、「スマートシティは、社会的弱者が疎外されない『基本的権利』としてアプローチしなければならない」と強調した。朴市長はセッション終了後、CESに設けられたソウル館で観覧客に直接「デジタル市民市長室」を紹介した。

ソウル市は今年初めて、CESに「スマートシティ&スマートライフ」をテーマに広報館を設置して運営している。ここに具現されたデジタル市民市長室は、災害、交通、大気などのすべての都市現象をリアルタイムで把握できるスマートシティプラットフォームだ。朴市長は、災害事故を想定してどのように処理するかなどを実演した。

ソウル館では、米消費者技術協会(CTA)から承認を受けた韓国国内革新企業20社も一緒に広報活動を行っている。朴市長は、革新企業の出品製品やサービスを体験して、ここを訪れたバイヤーに直接機能を紹介した。朴市長は、ゲイリー・シャピロCTA会長に会って、「CESソウル」の開催も提案した。朴市長はこの席で、ソウルは展示場、宿泊施設、文化施設などのインフラが豊富で、CESの開催に最適であることを強調した。

朴市長は、16日まで続く今回の米国の3つの都市(ラスベガス、サンフランシスコ、ワシントン)の歴訪で「スマートシティソウル」を知らせ、グローバル企業の投資を誘導する「ソウルセールス」に注力する計画だ。この期間中に、エリック・シュミット・グーグル元会長やグーグルの親会社であるアルファベットのジョン・ヘネシー取締役会議長とも会う。


朴昌圭 kyu@donga.com