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米中貿易戦争、21ヵ月ぶりに休戦…第1段階合意

米中貿易戦争、21ヵ月ぶりに休戦…第1段階合意

Posted December. 14, 2019 08:12,   

Updated December. 14, 2019 08:12

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トランプ米大統領が15日、中国に対する追加関税発動3日前の12日(現地時間)、中国と「第1段階貿易合意」を承認したと、米メディアが報じた。

ブルームバーグやウォール・ストリート・ジャーナルなどによると、トランプ氏は同日午後、経済および貿易の参謀らと1時間会って関連報告を受けた後、制限付きの貿易合意に同意した。このため、米国はアイフォンや玩具などの中国製品1650億ドル規模に対する15%の関税発動を保留する。中国も来年、500億ドルの米国の農産物の輸入と金融サービスの市場開放・拡大などに出る。ワシントン・ポストは、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と中国の崔天凱駐米大使が13日、米ワシントンで合意案に署名すると伝えた。

トランプ氏も12日、「中国との『ビッグディール』に非常に近づいている。彼らも私たちも(合意を)望む」とツイートに投稿した。このツイートの5分後に、米ニューヨーク証券市場は交渉妥結の期待で過去最高値を記録した。同日、ダウ・ジョーンズ工業株価平均は前日対比0.79%上昇の28,132.05、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は0.86%上昇の3,168.57で終えた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も0.73%上昇の8,717.32で取引を終えた。S&P500指数とナスダックは終値基準で過去最高値を更新した。13日、韓国総合株価指数も前日より32.90ポイント(1.54%)上昇の2,170.25で終えた。日本(2.55%)、中国(1.78%)をはじめ台湾、香港などアジアの主な証券市場も1%以上上昇した。同日の為替レートは1ドル1171.70ウォンと、前日より15.1ウォンのウォン高となった。

 

ただし、中国の補助金支給や技術移転強要禁止など残された難題が多く、後続交渉で相当な難航が予想される。米国は今回の合意文に、中国が約束を履行しなければ関税問題を基に戻す「スナップバック(snapback)条項」を盛り込んだ。


朴湧 parky@donga.com · 李建赫 gun@donga.com